8月1日、複数の金融機関が預金金利およびローン金利の引き上げを発表。住宅ローン金利への影響が注目されている。
住信SBIネット銀行は、2024年10月1日付けで短期プライムレートを年1.775%から年1.925%に引き上げると発表。これに伴い、住宅ローンを含む各種ローン金利も改定される見込み。
変動金利型住宅ローンを利用している顧客にとって、金利改定の影響は2025年1月の返済分から現れる可能性がある。具体的には、2024年10月1日時点の基準金利が変動していた場合、2025年1月より新しい借入利率で計算された返済額が適用される。
ただし、返済額の急激な増加を防ぐため、新しい返済額は前回の約定返済額の125%を上限とする措置が取られている(125%ルール)。
りそなグループ各社も同様に預金金利の引き上げを発表しており、他の金融機関も追随する可能性が高いと見られる。
金利上昇の背景には、日銀の金融政策変更や、世界的なインフレ傾向があるものと考えられる。住宅ローンを検討中、あるいはすでに借り入れがある場合、今後の金利動向に注意を払う必要がありそうだ。