ゲーム以外もおまかせ!ディスプレー性能から画像生成AIアプリまで欲張りスペックのGIGABYTE製ノートPC「AORUS 16X(2024)」
画像生成AI「Stable Diffusion」をプリインストール
最も面白いのが「AI Generator」だ。画像生成AI「Stable Diffusion」を、GIGABYTE Control Center上で実行できるようしている。「Stable Diffusion GUI」のアップデートも、GIGABYTE Control Centerからできるのも、「Stable Diffusion」初心者には魅力的だろう。
「AORUS 16X AKG-53JPC54SH」の実力をチェック
ここからは「AORUS 16X AKG-53JPC54SH」の実力を、基本のベンチマークを使ってチェックしていこう。各種テストはAI Power Gearの設定は”AI Power Gear”、ファン回転数制御は”パワー”、GPUはGeForce RTX 4060 Laptop GPUを使用するように設定している。
まずはCPUのパフォーマンスを確認できるCGレンダリングベンチマークの「CINEBENCH」を使っていこう。テストは計測結果の多い「CINEBENCH R23」と、最新の「CINEBENCH 2024」を実行する。
マルチコア、シングルコアスコアーともに優秀で、第14世代Coreの「Core i5-14600」や、AMDの8コア/16スレッドCPU「Ryzen 7 7700X」といったデスクトップ向けCPUと並ぶスコアーを記録している。ゲーミングだけでなく、ストレス少なく写真や動画の編集などもできるだろう。
続けてPC全体のパフォーマンスをみる「PCMark10」を実行すると、こちらも総合スコアー8158ポイントと優秀で、テストごとのスコアーも、推奨スコアーの2倍以上となる1万ポイント超えに達している。テスト内容としては若干古くなりつつあるが、日常使いから表計算、写真を入れた文書やプレゼン作成に、ビデオミーティングなどまで、ストレスを感じることなく行なえるはずだ。
オフィス処理も写真編集もスムーズに
次はビジネスユースの鉄板アプリとなる「Microsoft Office(Microsoft 365)」や、Adobeの「Adobe Photoshop」、「Adobe Lightroom Classic」で実際に処理を行ない、そのパフォーマンスをスコアーで表す「UL Procyon」を使っていこう。
まずは「Office Productivity Benchmark」を実行すると、総合スコアーは6430ポイントを記録。アプリごとのスコアーも優秀で、比較的処理を重たいPDFファイルでの出力に要した時間も、ストレスを感じることのない処理時間となっている。多くのユーザーが日常的に使用するだろうMicrosoft Office(Microsoft 365)をストレスなくスムーズに使えるのは非常に大事だ。
次は「Adobe Photoshop」、「Adobe Lightroom Classic」のパフォーマンスを確認できる「Photo Editing Benchmark」を実行していく。
ここまでと同じくスコアーは優秀で、Adobe Photoshopを使用し、CPUとGPUを使って処理される「Image Retouching」は7135ポイント。Adobe Lightroom Classicを使用し、おもにCPUで処理される「Batch Processing」も6440ポイントを記録している。実際、テストで行なわれるさまざまな処理がスムーズに処理されていたので、スマホやデジカメで撮影した写真の編集、管理を快適に行なえるだろう。