HUAWEI WATCH FIT 3を使い始めてから1ヵ月経ちました。端末はファーウェイからレビュー用に貸与を受けたものですが、2万1800円(7月16日現在の公式オンラインストアでの価格)は安いと思います。使い勝手には満足していますが、一方で「ここは改善してほしい」と感じた部分もあります。今回はその両方について本音で書かせていただきます。
使って実感した5つのメリット
まず、HUAWEI WATCH FIT 3の良いところ。筆者が使っていて、特に気に入っているのは下記の5点。
1. 電池持ちがよい
2. 大画面が見やすい
3. 「HUAWEIヘルスケア」アプリが使いやすい
4. 「ボディメーカー」は利用価値大
5. ランニング中に音声ガイドが聞ける
それぞれについて簡単にレビューしていきます。
●1. 電池持ちがいい
筆者は健康モニタリング機能を全て有効にして、毎日1時間程度のワークアウトも計測しています。就寝時は毎日着けているわけではなく、ときどき腕に装着したままで寝て、睡眠状態をチェックしているといった感じ。これで電池は1週間以上持ちます。つまり、充電は1週間に1回で済みます。
●2. 大画面が見やすい
現在、市販されているスマートウォッチの文字盤は、円形と四角形の2タイプに分かれます。好みにもよりますが、情報表示の効率性では四角形に軍配が上がります。HUAWEI WATCH FIT 3は約1.82インチ(480×408ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載し、画面の視認性が非常に高いことも利点。特にワークアウト中の情報が見やすいことに魅力を感じました。
●3.「HUAWEIヘルスケア」アプリが使いやすい
HUAWEI WATCH FIT3とスマートフォンのペアリングや設定、計測データの管理には「HUAWEIヘルスケア」アプリを用います。例えば、Apple Watchでは「Watch」と「フィットネス」、Google Pixel Watchでは「Google Pixel Watch」と「Fitbit」の2つのアプリが必要ですが、HUAWEI WATCH FIT3では1つのアプリで済むのは非常に便利。また、同アプリの使い方がわかりやすく、健康モニタリングやワークアウトの結果が見やすいことも気に入りました。
●4.「ボディメイカー」は利用価値大
ヘルスケア機能の中で、ファーウェイの優位性となるのが「ボディメイカー」。食べたもののカロリー量を記録していくと、その日に消費したカロリー量と差し引きされて、摂取すべきカロリーの過不足がわかるという機能。ウォッチでは食事の入力ができず、「HUAWEIヘルスケア」アプリで入力する必要があったり、正確なカロリー量を調べて記録するのが手間だったりもしますが、ダイエットや健康維持に役立つこと請け合い。さらなる改良を期待したい機能です。
●5. ランニング中に日本語の音声ガイドが聞ける
HUAWEI WATCH FIT 3はワークアウトのメニューが充実していますが、中でもランナー向けの機能が充実。スマートウォッチとして標準的な機能に加えて、「AIランニングプラン」というユーザーに最適化したプランを作成してくれる機能も搭載されています。以前は、音声ガイドが日本語に対応していなかったのですが、昨年10月に発売された「HUAWEI WATCH GT 4」から対応。その際に試したところ、ウォッチ本体は日本語の音声ガイドに対応しておらず、日本語を聞くにはスマホを携帯し、「HUAWEIヘルスケア」からプランを起動する必要があったと記憶しています。
今回、HUAWEI WATCH FIT 3で試してみたところ、ウォッチ本体から日本語の音声ガイドを聞けるように進化していました。音声ガイドがそれまでに走った距離や時間を知らせてくれて、ランのペースも指示してくれるので、専任のコーチがいるような気分で運動に励めます。
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