大人になると友だちが作りにくくなるらしい
「大人になってから昔の友だちと会う機会が減った」「新しい友だちができなくなった」とは、よく耳にする話。
なぜ大人の友だち付き合いは難しいのか? 本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)が全国の20代・30代の社会人男女800人を対象に「大人の友だち付き合い」について調査をしたところ、およそ75%が社会人になってから「新しい友だちができにくい」と感じており、およそ50%が「知り合いから友だちになるきっかけが欲しい」と考えていることがわかったという。
調査は、コンパクトSUV「VEZEL(ヴェゼル)」でアウトドアを楽しんでもらいながら、 友だち関係を深めるきっかけにしてもらうことを目的としたコミュニケーションゲーム「OuTDooR Hunting Card(アウトドアハンティングカード)」by VEZELの制作にあたって実施したもの。以下に、その内容を紹介する。
まずは「社会人になる前と比べ新しい友だちができにくいか」という質問。41.3%が「当てはまる」、33.6%が 「どちらかというと当てはまる」と回答しており、およそ4人に3人が「新しい友だちができにくい」と感じていることがわかる。さらに 「仕事や居住地の変化(61.0%)」や「結婚や出産などライフステージの変化(計58.8%)」で「友だちとの共通の話題が減りがち」と感じている人も多いようだ。
じゃあ回答者たちが「新しい友だちは必要ない」と思っているのかというと、そうとも言えないらしい。
「知り合いから友だちになるきっかけが欲しい」と回答した人は全年代の合計でおよそ51.0%。入社歴別に見ると、入社1年目(65.3%)と2年目(59.6%)では特に割合が高く、知り合いから友だちになるきっかけがほしいと考えている人が非常に多いことがわかる。
勤め先での交友関係についてもたずねたところ、入社1〜2年目の世代では「もっと仲良くなりたい同僚がいる」や「休日に遊びに誘ってみたい同僚がいる」という回答が多かった。一方で、彼らの7割前後は「職場の同僚と仲良くなる機会があまりない」とも感じているようだ。
まとめると、社会人になると友だちができにくく、同僚など身近な人に対して「知り合いから友だちになりたい」という気持ちを持っている人は特に若年層に多いが、そのきっかけはなかなかない、といったところだろうか。共感できる人の多い話かもしれない。