ソニー銀行は7月22日、8月1日から住宅ローンの基準金利を引き上げると発表した。変動金利型の基準金利は現行の年1.807%から0.2%ポイント上昇し、年2.007%となる。
金利改定は、日銀の金融政策変更や最近の金融市場の動向を受けたもの。ソニー銀行は2024年4月以降、各種預金金利の引き上げを実施しており、今回の住宅ローン金利改定もその流れを汲んでいる。
新規借入れの場合、8月1日以降の契約から新金利が適用される。一方、既に変動金利で借り入れ中の顧客に対しては、11月1日を基準日として金利が見直される。新しい金利の適用開始日と返済額の変更時期は、ボーナス返済の有無や時期によって異なる。
ソニー銀行の住宅ローンは年2回(5月1日と11月1日)に適用金利が見直され、その都度返済額が変更される。同行は「5年ルール」や「125%ルール」を採用していないため、金利上昇時には上昇幅に応じて返済額が増加することになる。
ソニー銀行は顧客向けに、11月1日以降にメールで新しい返済予定を通知し、オンラインサービスで詳細を確認できるようにする予定。