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Core i5-14400搭載の「iiyama PC STYLE-S17M-144-UHX-BLACK」をチェック

9万円台で簡単な写真編集も! 幅95mmのスリムタワーPCがコスパ抜群

2024年07月29日 11時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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一般的な用途に十分な性能を持つコスパに優れたプロセッサーを採用

CPU-Zの結果

GPU-Zの結果

 STYLE∞ S-Classシリーズの製品は普段使いや事務用途でおもに使われることを想定し、性能よりもコスパを重視した設計になっている。CPUもエントリーからミドルレンジのモデルが採用されており、今回試した「iiyama PC STYLE-S17M-144-UHX-BLACK」の場合は、第14世代インテル Core i5-14400が搭載されていた。

  Core i5-14400はベース消費電力が65Wのデスクトップ向けプロセッサー。リーズナブルながらノートパソコンに搭載されるモバイル向けCPUに比べるとパフォーマンスが高く、写真・動画編集のような重めの処理やマルチタスクも快適にこなすことができると思われる。そこでその性能をチェックするためベンチマークテストをいくつか実行してみることにした。

 まず、CPUのパフォーマンスを測るためCINEBENCH R23を実行してみたところ、マルチコアが14438pts、シングルコアが1751ptsとなった。ミドルレンジとはいっても、1~2世代前のハイエンドノート向けのプロセッサーと同じくらいのパフォーマンスは実現している。普段使いやビジネス用途はもちろんだが、負荷の高い処理の多いクリエイティブ用途も快適にこなせると思われる。

CINEBENCH R23の結果

 そこでパソコンの総合的なパフォーマンスをチェックするPCMark 10を試してみたところ、次のようになった。

PCMark 10の結果

PCMark 10の結果
総合スコア 5507
Essentials 9682
Productivity 7650
Digital Content Creation 6120

 快適さの目安は、基本性能を示すEssentialsが4100以上、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500以上、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450以上となっているが、そのいずれも大きく上回っている。

 動画視聴やWeb閲覧などの普段使いはもちろんだが、オンライン会議や文書作成などのビジネス用途や、画像編集のような負荷の高いクリエイティブ系の用途にも対応できる性能を持っていることがわかる。

 次に、「3DMark」でグラフィックス性能をチェックしてみた。

Time Spyの結果

Fire Strikeの結果

Night Raidの結果

3DMarkの結果
テスト 総合スコア グラフィックススコア
Time Spy 726 625
Fire Strike 2176 2286
Night Raid 9452 8881

 CPU内蔵グラフィックスということもあって、描画処理に特化したビデオカードを搭載したパソコンに比べるとパフォーマンスはだいぶ落ちるが、プレゼン資料の作成やちょっとした動画編集などのクリエイティブ用途には十分なパフォーマンスではある。

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