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Core i5-14400搭載の「iiyama PC STYLE-S17M-144-UHX-BLACK」をチェック

9万円台で簡単な写真編集も! 幅95mmのスリムタワーPCがコスパ抜群

2024年07月29日 11時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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設置場所を選ばないスリムタワー型のコンパクトな筐体

本体前面から見たところ。サイズはおよそ幅95×奥行き283×高さ326mm、容積約8.76Lと非常にコンパクト

 ユニットコムのデスクトップパソコン「STYLE∞(インフィニティ)」シリーズは、超小型のミニパソコンからミドルタワー型まで幅広いラインアップが展開されている。その中でも、省スペース性とパフォーマンスのバランスに優れたモデルが「S-Class」だ。幅狭のスリムケースを採用したデスクトップパソコンで、設置場所を選ばないのが大きな特徴になっている。

 今回試した「iiyama PC STYLE-S17M-144-UHX-BLACK」もその1つ。本体サイズは幅95×奥行き283×高さ326mm、容積約8.76Lと非常にコンパクトで、机の片隅に置いてもジャマになりにくい。縦置きだけでなく横置きにも対応しており、製品に同梱されているシールタイプのゴム足を貼り付けることで、設置環境に合わせて自由に置き方を変えることができる。

 本体カラーはブラックとホワイトの2種類。今回はそのうちブラックモデルを試したのだが、背面以外は黒で統一されており形状はほぼ直方体。シンプルで質実剛健なデザインのため、部屋のインテリアにも馴染みやすい印象だ。

 コンパクトな筐体ながら側面パネルに金属を採用し、前面と背面にはパンチングメタル状の通気口が設けられていることもあって、排熱効率は高め。今回試した限りでは、ベンチマークで負荷をかけた状態でも動作が安定しており、熱がこもってパフォーマンスが突然落ちるようなことはなかった。ファンの音も小さく控えめで、机の上に設置した場合でもノイズが気になることはあまりなさそうだ。

 本体内部へは、背面のネジを外してレバーを引き、サイドパネルを開けるだけで簡単にアクセスできる。拡張スロットは、PCI Express4.0 x16、PCI Express4.0 x1、PCI Express4.0 x16(x4動作)が用意されており、ロープロファイル仕様に限られるが購入後にビデオカードなどを自分で追加可能。またメモリースロットとM.2スロットは2基用意されており、試用機の場合は1基が空きになっていた。

背面のネジを外したあと、黄色のレバーを引いてロックを解除するとサイドパネルを外すことができる

サイドパネルを外したところ。本体背面のネジを外すだけで内部に簡単にアクセスできる

拡張スロットは、PCI Express4.0 x16、PCI Express4.0 x1、PCI Express4.0 x16(x4動作)が搭載されている。またM.2スロットも2基用意されている

 このほか拡張ベイとして3.5/2.5インチ兼用内蔵ベイ、2.5インチ内蔵ベイがそれぞれ1基ずつ用意されており、SATA HDD/SSDを搭載できる。メモリースロットやストレージベイはカバーで覆われており、アクセスするのにさらに一手間かかるが、増設や交換、メンテナンスの難易度はそれほど高くない。

 購入後にスペックアップしたい場合でも、手軽に実現できるのはうれしいポイントだ。なおブラックモデルの場合はBTOでスリムタイプのDVDスーパーマルチドライブかBlu-ray ドライブを選択可能。ホワイトモデルではこれらのオプションは用意されていないようなので、光学式ドライブが必要な場合は、ブラックモデルを選んだ方がよさそうだ。

 インタフェースは構成によっても異なってくる可能性があるが、試用機の場合は本体前面にUSB 3.0(Type-A)×2、USB 2.0(Type-A)×2、マイク入力×1、ヘッドフォン出力×1が、本体背面にUSB 3.2 Type-C×1 、USB 3.0(Type-A)×2、USB 2.0(Type-A)×2、HDMI×1、DisplayPort×1、LAN×1、アナログ6chサウンド(ライン出力×1/ライン入力×1/マイク入力×1) が搭載されていた。

本体前面には、USB 3.0(Type-A)×2、USB 2.0(Type-A)×2、マイク入力×1、ヘッドフォン出力×1が搭載されている

本体背面には、USB 3.2 Type-C×1 、USB 3.0(Type-A)×2、USB 2.0(Type-A)×2、HDMI×1、DisplayPort×1、LAN×1、アナログ6chサウンド(ライン出力×1/ライン入力×1/マイク入力×1) が搭載されている

 通信機能は有線LANのみで、無線LANやBluetoothは搭載されていない。ただしBTOではUSB 2.0接続タイプの無線LAN子機(Wi-Fi 5/Bluetooth 4.2対応)が用意されており、オプション価格も1900円と手頃なので、ワイヤレス接続が必要な場合は選んでおくといいだろう。

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