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iPadをもっと使いこなす!”驚”活用テク 第35回

Apple Pencil用のアクセサリー選び

【活用提案】大事なのはペンだけではない! 「Apple Pencil」を快適に使うために用意すべきはこれ!

2024年10月09日 13時00分更新

文● 岩渕 茂 編集●ASCII

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 Apple Pencilについて、「紙に書くような書き心地」といったフレーズを見聞きしたことがあるかもしれない。確かに、Apple Pencilはほかのペンデバイスよりも描画性能が高く、スムーズに描くことができる。しかし、実際のところは想像していたものと異なる部分もあり、ペンが滑るなどけっこう書きにくさを感じることも少なくない。

 そこで、用意したいのが、Apple Pencil用のさまざまなアクセサリーだ。目的に合ったアクセサリーを利用すれば、書き味はグンとよくなるだろう。今回は、Apple Pencilを快適に使用するためのアクセサリーについて紹介していこう。

自分に合ったペン先を選ぶことが重要

 Apple Pencilのペン先がiPadの画面に触れると、「コツコツ」という音がする。些細なことのように思えるが、使っていると意外に気になることがある。また、ペン先が丸みを帯びていて接地点が見えづらいので、狙った場所に書けないということも少なくない。

 さらに、ツルツルとけっこう滑るので、書きにくさを感じることもある。ペン先が滑ると、文字の書き終わりなどが跳ね上がりやすいので、あまりきれいに書けなかったりもする。実際、Apple Pencilユーザーの多くは、「思ったよりも書きにくいな」と感じたことがあるのではないかと思う。

 こういった問題を解消してくれるのが、交換用のペン先だ。ペン先を替えるだけで、書き心地はかなり向上する。ペン先はサードパーティーからも数多く発売されており、さまざまなバリエーションが用意されている。

 そもそもペン先は消耗品なので、いずれ交換する時期が来る。ペン先が摩耗すると画面を傷つけるおそれもあるので、交換用のペン先は必需品だ。そのため、できるだけ早いタイミングで自分に合ったペン先を見つけておきたい。

●先が細い金属製のタイプはボールペンに近い感じ

 ペン先が金属製で細いタイプのペン先は、シャープペンシルやボールペンのようにサラサラとした書き心地が特徴。ペン先が細いため接地点が見やすく、狙ったところに書き込みやすい。また、摩耗しにくいので寿命が長いという特徴もある。

 このような特徴から、絵を描く人はもちろん、文字を書くことが中心の人など、オールマイティにおすすめできる。ただし、ペン先が金属製のものはそのまま使うと画面を傷つける心配があるため、後述するペーパーライクフィルムとセットで使うようにしたい。

金属製のペン先は先端が細いため視認性が高い。また、ボールペンのようにスラスラと書けるので、オールマイティに使いやすいのが特徴。写真はエレコムの「P-TIPAP01」。

●シリコンタイプは滑らずにしっかりとした書き心地

 ペン先がシリコンのタイプは、摩擦力がアップし、滑らずにしっかりと書けるのが特徴。iPadに保護フィルムを貼ると美しい画面が損なわれてしまうが、シリコンタイプなら保護フィルムを貼らなくても書き味を向上できるのがメリットだ。

 シリコンタイプの製品には、ペン先に被せて使うカバータイプと、ペン先ごと交換する一体型のタイプがある。カバータイプは、ペン先を交換せずに書き味を向上させられる手軽さがメリット。価格も安いのでコスパを求める人にはおすすめだが、書いている途中で外れてしまうことがあるのがデメリットだ。

 一方、一体型のシリコンタイプには、低摩擦や高摩擦などいくつかの種類が発売されている。摩擦の少ないものは、シリコン独特のヌメッとした感覚があり、適度な滑り感が特徴。摩擦の多いタイプは柔らかく筆感があり、ゆっくりと線を引いたり塗ったりするのに向いている。

 価格はやや上がるが、一体型はカバータイプのように外れる心配がない。価格差もそれほど大きくないので、ストレスなく使いたいなら一体型のほうをおすすめする。

一体型のシリコンタイプは、摩擦の度合いによって書き味が変わる。いずれも適度の滑り感があるので、イラストの作成といった目的に向いている。写真はifeliの「ifeli tip」。

「ifeli tip」をApple Pencilに装着したところ。付け替えはペン先部分を回すだけなので、とても簡単にできる。奥にあるのは、Apple純正のペン先。

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