東日本電信電話(NTT東日本)と西日本電信電話(NTT西日本)は7月19日、冊子版の「タウンページ」や番号案内(104番)など、一部の電話番号案内サービスを2026年3月31日で終了すると発表した。
スマホ普及で利用者と広告出稿が減少
終了するサービスは以下のとおり。
●電話帳類(終了時期:2026年3月31日)
・タウンページ(冊子版)
・タウンページ情報販売サービス
・各地域で発行する電話帳
・電話番号照会記録サービス
・CD-ROM 電話帳
●番号案内(終了時期:2026年3月31日23時59分)
・番号案内(104 番)
・NTT ファクス 104
両社はサービス終了の理由について、スマートフォンの普及でタウンページの広告出稿数や104番の利用者数が減少しているとした上で、紙の消費量削減で環境負荷を低減できるメリットも考慮して判断したと説明している。
各サービスの終了後は、ウェブの「iタウンページ」からタウンページ掲載の電話番号を検索可能。タウンページ情報販売サービスについても、iタウンページの情報を利用した「iタウンページデータベース」が提供される予定だ。
また、目の不自由な利用者のための『点字電話帳』や、障がい者向けの番号案内サービス「ふれあい案内」については、2026年4月以降も提供を続けるとしている。