コンセプトは「50年前のクロノグラフが発見されたら?」
今回登場する「クロノグラフ1-HODINKEE EDITION」は、クロノグラフ1誕生50周年を記念して企画したもの。フェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェのデスクから、50年前のクロノグラフ1が出てきたら? というコンセプトのもと、文字盤の蓄光部分にはヴィンテージ加工がなされているほか、12時間積算計にはHODINKEEとのコラボレーションを意味するHのマークがあしらわれている。また曜日表示は日本語と英語表示の2種類に対応する。これらの意匠にHODINKEEが関わっているようだ。
ポルシェライフスタイルグループのStefan Buescher CEOは「現在、ポルシェデザインは最高水準のデザインとクオリティーのアイテムを数多く展開しています。私たちの製品を手にしていただくことは、単にエクスクルーシブな体験だけでなく、ポルシェファミリーの一員になることも意味します」と挨拶。続けて「クロノグラフ1は、現在のポルシェデザインの礎となったモデルです。そしてポルシェのデザイン哲学の象徴でもあります」とモデルを紹介した。また、今後2年間で2本のスペシャリティモデルを登場させるとも名言した。
愛車に合わせた1本を作るサービスを2025年から開始!
続けてポルシェジャパンのDaniel Feuchtマーケティングダイレクター&CRMが挨拶。「日本の消費者は、ドイツの職人技を高く評価しています。911は日本の多くの方にとって特別な存在になるとともに、日本の自動車文化に貢献してきました」と語ると「現在911は、自分だけのカスタマイズモデルを作ることができます。同じように腕時計も2025年からお客様に合わせたオリジナルモデルをオーダーできるようにします」と宣言。
具体的にはベルトのほか、自動巻きのローター部分、そしてベゼルなどを自分好みにできるようにするとのこと。ローター部分は911のホイールデザインに似せていることから、自身の911に合わせたカラーとホイールデザインの腕時計を作ることができるという。
各自動車メーカーの多くは、ブランドロゴを入れた腕時計を販売しているが、その多くは既製品にロゴをいれたものがほとんどだ。愛車の意匠をまとったオリジナル時計がオーダーできるというポルシェの新サービスは、他社とは異なる「真のオーナー向け」サービスとして注目を集めることは必至だ。
腕時計でなくても、同様のサービスがほかの自動車メーカーから出たら、もっとカーライフは楽しくなるだろうと思ったのは言うまでもない。