カディンチェ
多人数でのVRイベントを簡単に!教育からエンターテインメントまで、新たな可能性を切り開く
カディンチェ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:青木崇行)は、このたび、多人数でのVR動画同時視聴を可能にする「PanoPlaza Sync:VR同時再生システム」の新バージョンを発表いたしました。
- 多人数対応の同時再生システム PanoPlaza Syncは、複数のユーザーが同時にVR動画を視聴する際の同期再生・停止を実現します。システム上、接続できる端末数に上限がないため、大規模なイベントにも対応可能です。ただし、実際の同時接続数はWi-Fiルーターなどのネットワーク環境の性能に依存します。
- 簡単なトラブルシューティング HMDの温度やバッテリー残量などの状態を一括監視できる機能を搭載。これにより、管理者はHMDを直接確認することなく、バッテリー切れなどのトラブルを未然に防ぐことができます。さらに、VR動画の事前自動ダウンロード機能により、スムーズな視聴体験を提供します。
- リモート運用対応 インターネット接続さえあれば、管理者は場所を問わずシステムをコントロールできます。これにより、離れた場所からでもVRイベントの管理が可能となり、運用の柔軟性が大幅に向上します。
- ローカルネットワーク対応 セキュリティ上の理由でインターネット接続が制限される環境でも、ローカルネットワークでの運用に対応。企業や教育機関など、高度なセキュリティが要求される場面でも安心して利用できます。
多様な活用シーン
企業研修の効率化
PanoPlaza Syncを活用することで、危険を伴う事故のリスクを想定した研修や、現実では実施が困難な体験型研修をVR内で安全に行うことができます。参加者のモチベーションと理解度が向上し、業務への直接的な活用が期待できます。例えば、
- 危険体感や安全衛生研修
- 生産工程や装置の操作研修、特殊施設の見学
- 接客や対面シミュレーション
など、幅広い研修シーンに対応します。また、時間や場所の制約を取り払うことで、より柔軟な研修環境の提供が可能です。
学校教育における体験型学習の実現
教育分野では、VRを活用した体験学習は、記憶力の向上、知識の定着、創造力の育成、問題解決力の向上、コミュニケーション能力の向上など、多くの教育的メリットをもたらします。社会科見学、自然体験学習、職業疑似体験といった校外学習や、実験・実習系の学習、英会話などの語学学習、さらには古典・現代文学習まで、幅広い教育コンテンツに適用可能です。特に、安全管理上の理由から実施が困難だった体験も、VRならではのリスクフリーな環境で実現できます。加えて、学校の防災訓練や避難訓練にも活用でき、より実践的な安全教育を提供が可能です。
施設型アミューズメントの新たな展開
エンターテインメント分野では、施設型アミューズメントに新次元の体験を実現できます。VR技術に加えて、振動や風といった環境効果を組み合わせることで、より没入感の高い体験を提供できます。具体的には、VRお化け屋敷や新感覚のアトラクション、没入型の演劇体験など、従来のエンターテインメントの概念を覆す革新的な体験を創出することが可能です。これにより、施設の集客力向上や、顧客満足度の大幅な改善が期待できます。
<導入事例>
- VRアトラクション「老婆の呪面」
- JR東日本「危険教育研修」
- 鳥取県「星取県:星空観光案内」
レンタルサービスの展開
レンタルやセット販売への対応についてこれまで、ご要望に応じて、ソフトウェアやシステムのご提供だけでなく、ハードウェアも合わせたご提供を行ってきましたが、レンタルセットやパッケージセットのご提供を行うことになりました。
新サービス展開(2024年7月末~8月初旬開始予定)
- レンタルサービス
- - 機器構成
- - - HMD:PICO G3(5台まで)
- - - 管理用PC
- - - WiFiルーター
- - 数量:1セット
- パッケージセット
- - HMDにはPICO G3を利用した、PC、WiFiルーターを組み合わせたパッケージセット
- - 台数や詳細は検討中
これらのサービスにより、お客様のニーズに合わせた柔軟な選択肢を提供します。
対応ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
Meta Quest / Quest 2 / Quest 3 / Quest Pro / PICO G3
※その他、対応機材に関してはご連絡ください。
まとめ
- 多人数対応: システム上、接続端末数に上限なし。大規模イベントにも対応
- 簡単な管理: HMDの状態一括監視機能により、トラブルシューティングが容易
- 柔軟な運用: リモートおよびローカルネットワークでの運用に対応し、様々な環境で利用可能
- 幅広い活用: 企業研修、学校教育、エンターテインメントなど、多様な分野で革新的な体験を提供
PanoPlaza Syncは、VR技術の可能性を最大限に引き出し、教育、ビジネス、エンターテインメントの分野で活用できます。。多人数での同期体験、簡単な管理、柔軟な運用環境を提供することで、VRの新たな活用シーンを創出し、より豊かな体験型コンテンツの実現を支援します。
「PanoPlaza Sync」の詳細や導入に関するお問い合わせは、弊社ウェブサイトよりぜひご連絡ください。
https://www.kadinche.com/contact
カディンチェ株式会社について
Kadinche(読み:カディンチェ)は、「XR & AI Engineering Firm」をビジョンに掲げ、XR(eXtended Reality)技術を軸に新たな価値創造と産業革新を推進しています。私たちは、XR技術の可能性を最大限に引き出し、様々な産業分野における課題解決と新たな体験の創出を目指しています。
人類の進化は、常に技術の進化と共にありました。火の使用、農耕の開始、車での長距離移動など、新しい技術が新しい道具を生み出し、人類に新たな可能性をもたらしてきました。Kadincheは、最先端の情報技術と映像技術を駆使して、次世代の革新的なツールを開発し、人類の更なる進化に貢献します。特に2020年代において、私たちはバーチャルリアリティ(VR)やミックスドリアリティ(MR)を中心とした時空間・人間拡張技術の研究開発に注力し、その社会実装を積極的に推進しています。これらの技術は、私たちの生活や仕事のあり方を根本から変革する可能性を秘めており、Kadincheはその最前線に立って挑戦を続けています。
社名の「カディンチェ」とは、ゾンカ語(ブータン王国の言語)で「ありがとう」という意味です。ロゴマークに採用している鳥は「ワタリガラス」であり、北米大陸先住民族においては「創造主」や「トリックスター:Trickster」として神話に登場します。生かされていることに感謝しながら、他とは違う少し変わったこと、いたずらっぽいけど結局は良い方向に導けるようなことに取り組んで行きたいという想いを込めて、社名とロゴを決定しました。
カディンチェ株式会社会社概要
会社名 :カディンチェ株式会社
所在地 :東京都渋谷区代官山町14-23 セントラル代官山5階
設立 :2008年8月8日
代表取締役:青木崇行
事業内容 :空間表現技術の研究開発及び製造・販売、ソフトウェア受託開発、ウェブサイト制作
URL :https://www.kadinche.com/
本件に関して、問い合わせはcontact@kadinche.comへご連絡ください。