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マカフィー・セキュリティ情報局 月例アンケート2024年7月

なぜWi-Fiルーターを「中古で安く済ませる」のは止めたほうが良いのか

2024年07月17日 18時00分更新

文● せきゅラボ

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この機会にWi-Fiルーターを買い替えてみては?

最新規格の「Wi-Fi 7」は理論値で最大36Gbpsだとか……!

 X(Twitter)アカウント「マカフィー・セキュリティ情報局」の2024年7月分アンケートから恒例の「セキュリティクイズ」についてピックアップしました。

【今月のクイズ】
梅雨がやってきた……
家で過ごす日が増える方も多いのでは?
そんなときこそ、家のWi-Fi設定を見直すいい機会です!

?問題?
自宅Wi-Fiの安全な使い方として、“間違っている”のは、1~3のどれでしょうか

1. SSIDは個人情報が特定されない文字列にする……4.6%
2. 最初は新品ではなく、安価な中古Wi-Fiルーター……89.2%
3. 定期的にアップデートを実施する……6.2%

 今月もセキュリティクイズにご参加いただきありがとうございました! 計65票のご回答をいただきました。今後もクイズ形式のアンケートをご用意しますので、もし見掛けたら参加いただけますと幸いです。

 5月のクイズに引き続き、今回もWi-Fiに関するクイズでした。この機会にご自宅のWi-Fi環境をチェックしてみてくださいね。

「まずは中古で様子を見る」のはNG

 さっそく答え合わせしましょう! 正解は2の「最初は新品ではなく、安価な中古Wi-Fiルーター」でした。

 「とりあえず中古品で済ませ、使い方がわかってきたら気になる新品を買う」という消費行動は趣味の分野ではポピュラーですが、Wi-Fiルーターなどセキュリティ分野では厳禁です。

 なぜならWi-Fiルーターは頻繁に買い替えするものではありませんし、一旦起動して家族のPCやスマホをひと通りつないだあとは、存在を意識すること自体まれな機器だからです。

 にもかかわらず、古い製品はすでに広く知れ渡っている脆弱性を持つ可能性があるうえ、最新の暗号化規格にも対応していません。また、最大接続速度も遅いため利便性でも劣ります。どんなに安価でも古い製品を購入することは避けましょう。

 三択から「間違っている」ことを選ぶ問題ですから、1の「SSIDは個人情報が特定されない文字列にする」は正しい使い方です。

 「2F_YamadaTarou-living」といった、氏名や部屋の情報がわかってしまうような文字列を使ってはいけません。なお、同名のSSIDをわざと作り、誤ってそちらに接続させることで情報窃取を狙う「成りすましWi-Fi」という攻撃手法もありますので注意が必要です。

 3の「定期的にアップデートを実施する」も安全で正しい使い方です。

 「『定期的に』と言われても、アップデートの方法自体知らないよ」という人も多いでしょう。だからこそ、悪意ある人たちはWi-Fiルーターの脆弱性を探っているのです。

 機器のメーカー名と型番を検索すればアップデート方法を知ることは簡単ですから、この機会に試してみましょう。ただし、購入時期を思い出せないくらい古い製品の場合は買い替えをおすすめします。接続速度も向上して日常生活が便利になること間違いなしです!

 ちなみに、店舗や観光地のフリーWi-Fiを使う際は、Wi-Fiルーター製品の新古を選べませんので、不用意に使わないことがセキュリティ対策になります。もしくはマカフィーの「セキュアVPN」など、安全に情報をやり取りできるVPN機能を利用することも対策の1つです。

 なお、上記のセキュアVPNは「通信している場所を知られたくない」という需要にも応えてくれる貴重なVPN機能です。覚えておくと良いでしょう。

 今後もマカフィー・セキュリティ情報局発のアンケートやクイズを見かけましたら、ぜひともご回答くださいませ!

アンケートやクイズを見掛けたら、お気軽にご回答ください!(タップすると外部サイトに飛びます)

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