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6月前半に売れたGPUベスト5をGeForceとRadeon別に紹介! ソフマップ・ドットコム販売ランキング(6月1日~6月15日)

文●ASCII 編集●ハイサイ比嘉

提供: ソフマップ

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グラフィックボード(GeForce、Radeon)の売り上げベスト5をそれぞれ掲載

 大手メーカーのPC、BTOパソコン、PCパーツなどを買うときには、どんな製品が売れているのか参考にしたい方は多いはず。この記事では、ソフマップ・ドットコムの協力のもと、2024年6月1日~15日の期間で売れたグラフィックボード(GeForce、Radeon)のランキングを紹介する。なお、掲載製品は時期によっては完売となっている可能性もあるため、その点はご了承いただきたい。

GeForce搭載ボードでは、さまざまなミドルクラス向け製品がランクイン

PNY「GeForce RTX 4060 8GB XLR8 Gaming OC DUAL FAN White Edition」

 GeForce搭載グラフィックボードのランキング1位となったのは、PNY「GeForce RTX 4060 8GB XLR8 Gaming OC DUAL FAN White Edition」。ミドルクラスGPU「GeForce RTX 4060」のオーバクロック版を搭載した製品だ。ビデオメモリーは8GB搭載しており、性能も申し分ない。白色のデュアルファンクーラーとバックプレートを採用するほか、長さ210mmと短めのカードサイズのため、美しさとコンパクトさを両立させたPCを自作したい方はぜひ検討してほしい。

 2位のMSI「GeForce RTX 3050 VENTUS 2X XS 8G OC」は、エントリークラスの「GeForce RTX 3050」を搭載した製品。息抜き程度にゲームで遊ぶ、あるいは軽めのゲームで遊ぶ機会が多い方に最適だ。安価なゲーミングPCの自作に挑戦したい場合や、サブマシンや普段使いのPCを自作したい場合にもチェックしよう。

 3位はGIGABYTE「GeForce RTX 4060 Ti WINDFORCE OC 16G」。搭載GPUはミドルクラス向けの「GeForce RTX 4060 Ti」で、容量16GBのビデオメモリーを採用した製品としては安価で魅力的だ。最新ゲームで遊ぶだけでなく、画像生成AIを試すなどビデオメモリーの容量も重視する方にお勧めしたい。

 4位のMSI「GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC」は、1位のPNY製品同様にGeForce RTX 4060のオーバクロック版を搭載した製品で、ビデオメモリーも同じく8GBを採用している。違いは、長さ199mmとさらに短いカードサイズであることと、黒系統のカラーとなっていることだ。ただ記事執筆時点では一時完売となっていた(その後復活)ため、購入を検討している方は1位のPNY「GeForce RTX 4060 8GB XLR8 Gaming OC DUAL FAN White Edition」も確認するといいだろう。同じMSI製品にこだわるなら、より高性能なGPU「GeForce RTX 4060 Ti」を搭載している「GeForce RTX 4060 Ti VENTUS 2X BLACK 8G OC」もチェックだ。

 5位の玄人志向「GF-GT710-E1GB/HS」は、(Linuxなど)サーバー用途のPCを構築したい方や古めのPCのメンテナンスに利用したい方向きの製品。画面表示さえできればOKという用途には非常に役立つうえ、安価な点がうれしい。

GeForce搭載ボード ランキング 1~3位
(2024年6月1日~15日、ソフマップ・ドットコム調べ)
1位 2位 3位
製品名 PNY「GeForce RTX 4060 8GB XLR8 Gaming OC DUAL FAN White Edition MSI「GeForce RTX 3050 VENTUS 2X XS 8G OC GIGABYTE「GeForce RTX 4060 Ti WINDFORCE OC 16G
GPU GeForce RTX 4060 GeForce RTX 3050 GeForce RTX 4060 Ti
ビデオメモリー 8GB GDDR6 16GB GDDR6
SM(ストリーミング マルチプロセッサー)数 24基 20基 34基
CUDAコア数 3072基 2560基 4532基
RTコア(レイトレーシング)数 24基 20基 34基
Tensorコア数 120基 80基 136基
ROP数 48基 32基 48基
テクスチャーユニット数 120基 80基 136基
ブーストクロック 2475MHz 1807MHz 2565MHz
メモリーデータレート 17Gbps 14Gbps 18Gbps
メモリーバス幅 128bit
PCI-Express Gen4×8(形状は×16)
映像出力 DisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1a×1 DisplayPort 1.4a×1、HDMI 2.1×1、デュアルリンクDVI-D×1 DisplayPort 1.4a×2、HDMI 2.1a×2
消費電力 115W
必要電源容量 500W
サイズ 210×114.8×40mm 205×112×45mm 201×120×41mm
補助電源コネクター 8ピン×1 6ピン×1 8ピン×1
GeForce搭載ボード ランキング 4~5位
(2024年6月1日~15日、ソフマップ・ドットコム調べ)
4位 5位
製品名 MSI「GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC 玄人志向「GF-GT710-E1GB/HS
GPU GeForce RTX 4060 GeForce GT 710
ビデオメモリー 8GB GDDR6 1GB DDR3
SM(ストリーミング マルチプロセッサー)数 24基
CUDAコア数 3072基
RTコア(レイトレーシング)数 24基
Tensorコア数 120基
ROP数 48基
テクスチャーユニット数 120基
ブーストクロック 2490MHz
メモリーデータレート 17Gbps
メモリーバス幅 128bit 64bit
PCI-Express Gen4×8(形状は×16) Gen2×16
映像出力 DisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1a×1 HDMI×1、DVI-D×1、D-sub×1
消費電力 最大115Wまたは120W
必要電源容量 550W
サイズ 199×120×41mm 157.9×68.91×35mm
補助電源コネクター 8ピン×1

Radeon搭載ボードはハイエンドクラスの「RX 7900 GRE」や「RX 7900 XTX」が躍進

SAPPHIRE「NITRO+ RADEON RX 7900 GRE GAMING OC 16GB GDDR6」

 ランキング1位となったのは、SAPPHIRE「NITRO+ RADEON RX 7900 GRE GAMING OC 16GB GDDR6」。搭載している「RADEON RX 7900 GRE」はWQHD(2560×1440ドット)解像度で快適にゲームを遊べるという位置付けのGPUで、ビデオメモリーも16GBと十分なもの。残念ながら記事執筆時点では完売となっているものの、SAPPHIREは「RADEON RX 7900 GRE」搭載製品をほかにも発売しているので、チェックするといい。そのひとつは「PULSE RADEON RX 7900 GRE GAMING OC 16GB GDDR6」だ。またメーカーを問わないなら、こちらのように「RADEON RX 7900 GRE」をキーワードとして設定すると同スペックの製品を検索できる。

 2位はSAPPHIRE「PULSE Radeon RX 6400 GAMING 4G GDDR6」。GPUにはエントリークラスの「Radeon RX 6400」を採用している。ビデオメモリーが4GBのため重い最新ゲームなどは厳しいものの、息抜きのため動画サイトでビデオを見たり、ブラウザーゲームで遊んだりといった程度なら難なくこなせる。サブマシンやコストを抑えた自作PCを構築したい方にはピッタリだろう。

 3位のASRock「Radeon RX 7900 XTX Taichi White 24GB OC」、4位のSAPPHIRE「NITRO+ Radeon RX 7900 XTX GAMING OC VAPOR-X 24GB GDDR6」は最上位GPU「Radeon RX 7900 XTX」に加えて、なんと24GBものビデオメモリーを搭載した製品。ゲームプレイ、高解像度の動画や画像の編集、生成AIとさまざまな用途で活躍してくれるはずだ。

 両製品は、採用している本体色やサイズ、インターフェースなどいくつか仕様が異なっているため、どんなPCを自作したいかや利用目的によってどちらを購入するか決めるといい。本体色については、ASRock「Radeon RX 7900 XTX Taichi White 24GB OC」はホワイトカラーで、SAPPHIRE「NITRO+ Radeon RX 7900 XTX GAMING OC VAPOR-X 24GB GDDR6」が黒系統となっている。インターフェースは、ASRock製品がDisplayPort 2.1×3とHDMI 2.1×1、SAPPHIREの製品はDisplayPort 2.1×2、HDMI 2.1×2だ。

 5位は、ホワイトカラーのASRock「Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC」。ミドルクラスGPUの「Radeon RX 7600」、ビデオメモリー8GBを搭載し、フルHD(1920×1080ドット)でゲームが快適に遊べることを目指した製品だ。コストパフォーマンスの高いゲーミングPCを自作したい方は検討してみよう。

Radeon搭載ボード ランキング 1~3位
(2024年6月1日~15日、ソフマップ・ドットコム調べ)
1位 2位 3位
製品名 SAPPHIRE「NITRO+ RADEON RX 7900 GRE GAMING OC 16GB GDDR6」 SAPPHIRE「PULSE Radeon RX 6400 GAMING 4G GDDR6 ASRock「Radeon RX 7900 XTX Taichi White 24GB OC
GPU Radeon RX 7900 GRE Radeon RX 6400 Radeon RX 7900 XTX
ビデオメモリー 16GB GDDR6 4GB GDDR6 24GB GDDR6
CU(演算ユニット) 80基 12基 96基
ストリームプロセッサー 5120基 768基 6144基
レイ アクセラレーター 80基 12基 96基
AIアクセラレーター 160基 192基
ROP数 160基 32基 192基
テクスチャーユニット数 320基 48基 384基
ゲームクロック 2052MHz 2039MHz 2510MHz
ブーストクロック 2391MHz 2321MHz 2680MHz
メモリーデータレート 18Gbps 16Gbps 20Gbps
メモリーバス幅 256bit 64bit 384bit
Infinity Cache 64MB 16MB 96MB
PCI-Express Gen4×16 Gen4×4(形状は×16) Gen4×16
映像出力 DisplayPort 2.1×2、HDMI 2.1×2 DisplayPort 1.4×1、HDMI 2.1×1 DisplayPort 2.1×3、HDMI 2.1×1
消費電力 295W 55W
必要電源容量 700W 350W 1000W
サイズ 320×134.85×61.57mm 170×56.2×17.2mm 345×140×61mm
補助電源コネクター 8ピン×2 8ピン×3
Radeon搭載ボード ランキング 4~5位
(2024年6月1日~15日、ソフマップ・ドットコム調べ)
4位 5位
製品名 SAPPHIRE「NITRO+ Radeon RX 7900 XTX GAMING OC VAPOR-X 24GB GDDR6 ASRock「Radeon RX 7600 Steel Legend 8GB OC
GPU Radeon RX 7900 XTX Radeon RX 7600
ビデオメモリー 24GB GDDR6 8GB GDDR6
CU(演算ユニット) 96基 32基
ストリームプロセッサー 6144基 2048基
レイ アクセラレーター 96基 32基
AIアクセラレーター 192基 64基
ROP数 192基 64基
テクスチャーユニット数 384基 128基
ゲームクロック 2510MHz 2320MHz
ブーストクロック 2680MHz 2725MHz
メモリーデータレート 20Gbps 18Gbps
メモリーバス幅 384bit 128bit
Infinity Cache 96MB 32MB
PCI-Express Gen4×16 Gen4×8(形状は×16)
映像出力 DisplayPort 2.1×2、HDMI 2.1×2 DisplayPort 2.1×3、HDMI 2.1×1
消費電力 420W
必要電源容量 800W 600W
サイズ 320×135.75×71.6mm 303×131×45mm
補助電源コネクター 8ピン×3 8ピン×1

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