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7980円で買えるウェアラブルカメラ「WE-CAM」足りないことを楽しめるあなたにオススメ

2024年07月10日 15時00分更新

文● @sumire_kon

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良かった点と気になった点

■良かった点

●本体が軽い

 WE-CAMを手に取って真っ先に気付いたのが、圧倒的な軽さ。バッテリー内蔵にもかかわらず、重量は公称、実測ともに41gで、一般的なアクションカム(150g前後)と比べてもかなり軽い。

本体重量は41g

本体重量は41g

 スマホのようなずっしりとした重さを感じないので、とにかく軽いカメラを求めているユーザーとは相性がよさそうだ。

●自転車に装着してもディスプレーを見やすい

 自転車に装着した際に感じたメリットが、操作やプレビューの確認に使うディスプレーを自転車に乗ったまま無理なく視認できたこと。

 一般的な箱形筐体のアクションカムを自転車に装着すると、ディスプレーが地面に対して垂直となり見づらくなってしまうが、WE-CAMはディスプレーが上を向くため、見やすい位置を維持できる。地味ながら嬉しいポイントだ。

■気になった点

●起動・終了音が目立つ

 本体の電源をオン/オフする際に鳴る電子音がかなり目立つ。静かな撮影スポットではスピーカーをおさえるなどの工夫が必要かもしれない。

●撮影モードの切り替えスイッチが扱いづらい

 WE-CAMでは本体側面のスライドスイッチを動かして、動画、写真、ボイスレコーダーを切り替える。写真モード以外は、切り替えた瞬間から録画や録音が始まる仕組みだ。

 だが、動画撮影を終える際、切り替えスイッチを写真モードの位置(中央)へ動かそうとして、ボイスレコーダーモードの位置まで進んでしまうケースがよくあった。あとでPCから不要な音声ファイルを削除する手間が増えるので注意が必要だ。

モード切替スイッチの画像

写真モード(点線の位置)を通り過ぎてしまうことが多い

●背面の固定クリップの可動域が狭く、動きもかたい

 本体裏面のクリップはポケットやベルト、鞄の紐などさまざまなものにWE-CAMを固定できるところが便利だが、クリップ自体の可動域は狭く、動きもかたいため、あまり厚みのあるものには装着できない。

クリップをほぼ最大まで拡げた状態

クリップをほぼ最大まで拡げた状態

●microSDカードスロットにカバーがない

 最後に、microSDカードのスロットがむき出しになっている点も、少々気になったポイントだ。もともと防水防塵の製品ではないが、利用シーンを考慮すると、多少水がかかったりすることはありうる。防水ケースなどのオプションもないので、気になるなら自分でスロット部分をふさぐなど、自己責任で対策を施すほかない。

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