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7980円で買えるウェアラブルカメラ「WE-CAM」足りないことを楽しめるあなたにオススメ

2024年07月10日 15時00分更新

文● @sumire_kon

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気になる動画撮影の性能は?

 WE-CAMは動画撮影、写真撮影、ボイスレコーダーの3モードが用意されているが、今回は動画撮影機能を中心に試してみた。

●手ぶれや風切り音が出やすいので後処理必須

 まずは手持ちでの動画撮影。立ち止まった状態なら問題ないものの、歩きはじめた途端に手ぶれがかなり出てしまう。ちょうど手ぶれ補正機能がなかった時代のスマホカメラのような印象だ。

手持ちで撮影した動画

手持ちで撮影した動画(GIF変換で元データより画質が低下しています)

 最近のスマホやアクションカムは手ぶれ補正付きが多いので、こうした機種になれていると、WE-CAMの映像に戸惑うこともあるだろう。

 次に、自転車の車載撮影。付属の自転車用マウンターは時計のベルトを大きくしたような簡易的なつくりだが、かなりしっかり固定してくれる。テストでは炎天下の公道を30分ほど走ってみたが、走行中に段差を通過してもマウンターの位置や角度がズレることは一度もなかった。

付属のマウンターで自転車のハンドルに装着した状態

付属のマウンターで自転車のハンドルに装着した状態

 映像については手持ち撮影と同様、ブレがどうしても出てしまう。また、走行中に風切り音をかなり拾う点も気になった。

 手持ちや自転車に載せて撮影するなら、撮影後にPC等で手ぶれや風切り音を補正する前提で考えた方がよいだろう。

 画質についても高性能なスマホやアクションカムにはかなわないが、100万画素の割には善戦。明るい晴天の屋外かつカジュアルな用途で使うのなら、最低限の画質は確保されているように思えた。

●自転車用ドラレコとしての性能は?

 販売元のエアリアはWE-CAMの活用法として、自転車用のドライブレコーダーを挙げている。筆者も実際に使ってみて、自分の走り方を記録するだけなら、十分使える製品だと感じた。

 一方で100万画素センサーの限界か、自分を追い越していく車のナンバープレートは、追い越される瞬間のかなり接近したタイミング以外はきれいに映らない。こうした部分もしっかり記録したいということであれば、ドラレコ専用機を導入した方が賢明だ。

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