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モルフォ、EARTHBRAINのランドログパートナー総会にて、カメラによる高精度点群生成技術を紹介

モルフォ
2024年07月03日

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モルフォ
株式会社モルフォ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:平賀 督基、東証グロース市場:3653、以下 モルフォ)は、株式会社EARTHBRAIN主催のランドログパートナー総会にて登壇し、建設業界の企業に向けて「カメラによる高精度点群生成技術」を紹介しました。



建設業界の現状
近年、建設業界においては、就業者の高齢化や人材不足、熟練技術の継承などの課題を抱えており、働き方改革や生産性向上、持続可能な事業環境の確保に向けた取り組みが推進されています。その一つとして、国土交通省では、3次元モデルおよび属性情報を組み合わせ、建設生産・管理プロセスにおける業務効率化・高度化を図るBIM/CIM(※)の導入を推進しており、3次元モデルの重要性が高まっています。

昨今、3次元モデルを生成するために用いる点群データの生成技術が進歩しています。LiDAR機能のスマートフォンやタブレットで撮影した画像から点群データを生成する方法があり、レーザースキャナなどの高額な専用計測装置なしに手軽にデータが生成できるため注目されています。一方で、専用計測装置に比べると精度が劣るため、一部のユースケースにおいては使用できない場合があります。
モルフォの点群生成技術は、高精度な点群データを生成し、正確な3次元モデルデータの作成を実現します。
カメラによる高精度点群生成技術について
今回モルフォが紹介した高精度点群生成技術は、高精度なキャリブレーション手法と最新のAIベースの技術を組み合わせ、既存手法よりも高精度な3次元再構成を実現する手法で研究開発を実施しており、現在も更なる高精度化に取り組んでいます。

カメラによる高精度点群生成技術の利用により、スマートフォンやタブレット、ドローンなどのカメラで撮影した画像から点群データを生成できるため、正確かつ手軽に対象物を測量できます。ドローンを利用すれば、従来の手動作業では測量が難しい箇所でもデータを取得することが可能です。対象物に直接触れることがないため、安全に測量を行えます。
また、レーザースキャナなどの高額な専用計測装置が不要なため、設備投資の削減に繋がることに加えて、撮影した画像データは点群データ生成だけでなく、現場状況の確認に用いることも可能です。