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ドローンで培ったモーター、バッテリー、機械技術を応用しました

DJIが軽量・高出力の電動アシスト・マウンテンバイク「Amflow PL」を発表し電動自転車に参入!!

2024年07月04日 00時00分更新

文● みやのプロ(@E_Minazou) 編集● ASCII

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 ドローン大手のDJIは7月3日に、フランクフルトで開幕した「Eurobike2024」にて、電動バイクドライブシステム「Avinox Drive System」と、電動マウンテンバイク「Amflow PL」を発表し、電動自転車に参入した。

 電動マウンテンバイク「Amflow PL」は2024年Q4(10〜12月頃)から、まずはドイツ、英国、オーストラリア等で販売開始予定だ。価格も2024年Q4に正式発表となるが、7000~1万2000ユーロ(173円換算で約121~208万円)となる予定。

DJIが電動自転車に参入

 DJIはドローンの開発から、信頼性の高いモーターの開発、バッテリー管理、機械設計、エンジニアリングなどといった、電動自転車のシステムに不可欠な技術を培ってきており、今回の発表となった。

軽量で高出力と高精度
スマホで詳細設定が可能

DJIが電動自転車に参入

 Avinox Drive Systemの中核は、重量2.52kgで105N·mのトルクを発揮するコンパクトな高トルクドライブユニットだ。システムの革新的な複合遊星歯車列と高性能ポリマー製ギアにより、サイズ、重量、出力の優れたバランスを達成しながら、静かな乗り心地を実現している。

DJIが電動自転車に参入
DJIが電動自転車に参入
DJIが電動自転車に参入

 Avinoxは、DJIのスマートアシスト アルゴリズムを採用しており、走行抵抗に基づいて継続的にアシスト走行を自動調整する。アシストモードは、標準装備の4つのモード(自動、エコ、トレイル、ターボ)から選択できるほか、ブーストモードを持ち、必要に応じてパワーを急上昇させることができる。

 バッテリーオプションは2種類(600Whと800Wh)で、GaN急速充電技術を採用した800Whバッテリーは0%から75%まで1.5時間で充電が可能となっている。

DJIが電動自転車に参入
DJIが電動自転車に参入
DJIが電動自転車に参入

 2インチOLEDの制御画面システムを採用。Avinoxアプリでスマホに接続し、バイクのセキュリティ機能、データの記録と共有、アシストパラメーターの調整、リアルタイムのバイク状態チェックなど、さまざまなスマート機能にアクセスできる。Bluetooth接続のデュアル遠隔操作ユニットも搭載しており、利便性の向上とすっきりとしたハンドルバー構成を実現する。

DJIが電動自転車に参入
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DJIが電動自転車に参入

 「Amflow PL」は、世界で初めてDJI Avinox電動バイクドライブシステムを搭載したオールラウンド型電動マウンテンバイクだ。

DJIが電動自転車に参入
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DJIが電動自転車に参入

 19.2kgの超軽量ボディで、ピークパワー850W(通常時250 W)の強力な出力を発揮。パワーと走行距離、パフォーマンスを組み合わせ、電動マウンテンバイクの走行体験に革命をもたす。日本での発売は未定だ。

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