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Core i5-1335U、16GBメモリーを採用する「THIRDWAVE DX-R5」の性能をチェック

10万円以下でOffice作業もテレビ会議もお手の物なシンプル15.6型PC

2024年06月30日 10時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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「THIRDWAVE DX-R5」

 サードウェーブが販売する「THIRDWAVE DX-R5」は、Core i5-1335U、インテル Iris Xeグラフィックス、16GBメモリー、500GB SSDという構成で、9万9800円からと10万円以下で購入可能な15.6型ノートパソコンだ。

CPU-Zの結果

GPU-Zの結果

 前回は、本機の外観や使い勝手について紹介した。今回はどれくらいの性能を持っているのか紹介しよう。

試用機の主なスペック
CPU Core i5-1335U(最大4.6GHz)、10コア(Pコア:2、Eコア:8)、12スレッド
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 500GB SSD(M.2接続/NVMe対応)
内蔵ドライブ
通信規格 ギガビットイーサネット、Wi-Fi 6 AX201(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.2
インターフェース USB 3.2 Gen2×2、USB 3.2 Gen2 Type-C(DisplayPort Alt Mode映像出力対応、PD非対応)、HDMI 2.1、マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子、有線LAN端子、microSDカードリーダー
内蔵カメラ HD Webカメラ
サイズ/重量 およそ幅359.4×奥行236.8×高さ19.6~20.3m(高さ・ゴム足含む)mm/1.7kg
OS Windows 11 Home(64bit)

Officeを使った作業やテレビ会議は快適にこなせる性能

 まずは、パソコンの総合性能をチェックできる「PCMark 10」をチェック。総合スコアは5154となった。詳細をみていくと、アプリ起動速度、ビデオ会議、Webブラウジングの性能を測る「Essentials」が9696。表計算や文書作成のオフィスソフト性能を測る「Productivity」が7143。写真編集や動画編集、3DCG製作などのクリエイティブ性能を測る「Digital Content Creation(DCC)」が5362だった。

「PCMark 10」の結果

 PCMark 10におけるいいスコアは、Essentialsで4100以上、Productivityで4500以上、DCCで3450以上となる。THIRDWAVE DX-R5はすべての項目でこの指標以上となっているので、普段使いはもちろん、簡単な写真・動画編集といった作業もこなせるだろう。

 続いて、実際にOfficeソフトを使用した際の性能をチェックできる「Procyon Office Productivity Benchmark」を計測した。結果は総合スコアが4950となった。傾向はPCMark 10と同じで、WordやExcel、PowerPointといったソフトであればガッツリつかえるスコアになっているといえる。

「Procyon Office Productivity Benchmark」の結果

 ストレージ速度を計測する「CrystalDiskMark」では、シーケンシャルリードが3488.21MB/秒、ライトが1628.66MB/秒となった。最新のSSDと比べるとすごく速いとはいえないが、普段使いであれば十分快適にこなせる速度といっていいだろう。

「CrystalDiskMark」の結果

 なお500GBという容量は仕事のみに使うのであればそこまで困らないが、音楽を取り込んだり、動画を保存しておくといった用途で使ったりしたいのであれば、BTOカスタマイズで1TBにしておくのもありだ。ちなみに最大2TBに強化できるほか、2ndストレージも追加可能だ。

 では実際にテレビ会議をした際にどれくらい快適に動作するかもチェックした。使用したのはGoogle Meetsで、CPU負荷は入室した際に60%ほどに上がったが、だんだん安定していき、30~40%前後で推移していた。

起動してすぐは50~60%前後までCPU負荷が上がる

すぐに30~40%前後まで下がる

画面共有してもらったところ、表示されたときに70%前後まで上がった

しばらくすつと落ち着き、40~60%くらいで推移していた

 また、画面共有でascii.jpのウェブページを表示したところ、CPU負荷は75%前後まで上がったが、こちらもしばらくすると40%~60%前後で落ち着いていた。CPU負荷が100%になることはなく、動作がカクつくこともなかったので、Google Meetsでのテレビ会議は快適にこなせるといっていいだろう。

 THIRDWAVE DX-R5は、10万円以下で購入できるリーズナブルな価格ながら、Core i5にしっかり16GBを搭載し、仕事でOfficeで資料を作ったり、テレビ会議に参加したりといった作業は快適にこなせることがわかった。

 外観はとてもシンプルなシルバーで、場所を選ばず使えるデザインを採用しているほか、薄型でリュックに入れてもかさばりにくく、モバイルノートサイズではないものの、たまの出社時や外で仕事する際の強い味方にもなってくれそうだ。

 10万円以下で15.6型かつ仕事をしっかりこなせるマシンを探しているのであれば、THIRDWAVE DX-R5を検討してみてはいかがだろうか。

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