2025年日本国際博覧会協会とキャッシュレス推進協議会は6月19日、大阪・関西万博でのキャッシュレス運営の周知やキャッシュレス教育の普及促進に関する連携協力協定を締結したことを発表した。
万博の全面キャッシュレス化をポスターや教育活動で周知
協定の主な内容は以下のとおり。
●万博会場内でのキャッシュレス運営の周知
大阪・関西万博では会場内の決済手段を全面的にキャッシュレス化することが予定されていることから、本件について来場者へ事前に案内するためのポスターを作成。キャッシュレス推進協議会と連携し、全国の関連施設、イベントでの掲示といった周知活動を展開する。
●キャッシュレス教育の普及促進
KDDIが運営する「キャッシュレス学園祭」およびSMBCグループが運営する「金融経済教育」と連携し、高校生などを対象に、万博概要と会場での全面キャッシュレス化の紹介と各社のキャッシュレス教育を組み合わせた教育プログラムを実施。受講者にはEXPO2025デジタルウォレットの事業連携サービスを通じた受講証明書を付与する
万博で使えるキャッシュレス決済は?
6月19日現在、会場内で使える具体的なキャッシュレスサービスは未発表だが、2025年日本国際博覧会協会によればクレジットカード、IC型電子マネー、QRコード決済など、日本最大級のブランド数の決済手段に対応するとしている。
また、決済手段をもたない来場者(外国人観光客や修学旅行生など)に対しては、プリペイドカードの販売などの対応を検討しているという。
大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日〜10月13日までの184日間、大阪府大阪市の夢洲(ゆめしま)で開催される予定だ。