NTTドコモは、6月14日付けで新たに社長に就任した前田義晃氏が会見。通信品質向上を特に注力すべき課題として取り上げ、今度末までにOpensignalでの評価でNo.1を目指すと語った。
ドコモ新社長、事業運営での一番の課題が通信品質向上
今年度中にOpensignalでNo.1を目指す
2023年頃から常に話題になり続けてきた、都市部におけるドコモの通信品質の問題。前田社長は新たなドコモの事業運営にあたって「特に注力して取り組む」「最重要課題」として、当事者意識を持って「とことんやりぬく」(前田社長)と断言した。
また、前田社長自身は主に非通信事業に携わってきたが、通信品質こそがサービスやコンテンツを利用するうえでの基盤であり、あらためてその重要性を認識していることもアピールした。
具体的な目標としては、第三者機関であるOpensignalのモバイルネットワーク評価(「一貫した品質」部門)で2024年度末までにNo.1を目指す。ドコモはすでに広帯域なサブ6の5Gネットワークで全国カバー率1位だが、MU-MIMOなどの最新技術を取り込んだ新型の基地局、トラフィックが集中する人口密集エリアでさらなるサブ6エリアの拡大を進めるとした。