楽天モバイルでのeSIM再発行で一部仕様変更がなされ、SMSによるワンタイムパスワード認証が必要になっている。
5月下旬からeSIMの再発行にSMS認証を求める仕様変更
セキュリティー対策の一環として
楽天モバイルでは、eSIMの再発行は当初から手数料が無料かつオンラインで完結、あらかじめユーザーが登録したメールアドレスでのワンタイムパスワード認証のみと、比較的容易であったことから、複数のスマートフォンを頻繁に使い分けるユーザーにとっては利便性が高いと言えた。
しかし、記事執筆時点(6月3日現在)では、eSIM再発行の手続きの途中で、楽天モバイル回線の電話番号(SMS)に送られるワンタイムパスワードでの認証が必要となっている。
この件について楽天モバイル広報に問い合わせたところ、仕様変更は5月下旬からで、その理由として「安全にサービスをご利用いただけるよう、継続的なセキュリティー対策の一環」としている。また、SMSが受信できないデータ専用端末などでeSIMを利用していて、再発行が必要な場合は楽天モバイルコミュニケーションセンター、もしくは楽天モバイルショップに問い合わせてほしいとのことだ。
楽天は以前から身に覚えのないeSIM再発行で注意を呼びかけ
なお、楽天モバイルでは、4月から「【重要】身に覚えのないeSIMの再発行にご注意ください」という文章を公式サイトに掲載している。
楽天のユーザーIDに引き続きメールアドレスを用いているユーザーは多く(メールアドレス以外に変更可能)、パスワードの使い回しなどで、メールアドレスとパスワードのセットが流出した場合に、スマホが乗っ取られる可能性があったのは事実。実際に上記の注意書きでも、「パスワードを使い回さない」「ログイン通知機能の活用やログイン履歴の定期的な確認」とともに、「メールアドレス以外をユーザーIDとして使用する設定」を推奨している。