民事再生申請後、Lenovoグループとして再スタートを切ったFCNTが発表会を開催。そこで発表されたのは、Androidスマホで歴代最高の出荷台数を誇ったarrows Weの後継モデル「arrows We2/We2 Plus」だった。いきなりハイエンドを出すのではなく、自社で一番ユーザーが多いモデルの新作を出すあたり、「まずは堅実に」という新生FCNTの意気込みがわかる。
そんなFCNT復活の狼煙「arrows We2/We2 Plus」を写真で紹介する。
長く使えて間違いないスマホ「arrows We2」
arrows We2は前モデル同様、スマホ初心者向けのエントリーモデル。価格は未定で、発売は8月以降を予定している。取り扱いはドコモとau、UQ mobile。
スペックはディスプレーが6.1型(1560×720ドット)、SoCはMediaTekのDimensity 7025、メモリー4GB、ストレージ64GB(外部最大1TB)、バッテリー4500mAhという構成。カメラは2眼で5010万画素の標準と190万画素のマクロを搭載。インカメラは800万画素。カラバリはライトブルー、ネイビーグリーン、ライトオレンジの3色。
防水防塵に加え、MIL規格23項目に準拠の堅牢性、ハンドソープで洗えたりアルコール除菌ができる。そのほか、電源キーをタップしたりなぞったりして画面スクロールができる「Exlider」、迷惑電話や還付金詐欺対策機能、子ども用に独自の設定が可能なジュニアモードなど、arrows独自機能を搭載している。
自律神経を測定できる「arrows We2 Plus」
arrows We2のスペックアップ版がにあたるarrows We2 Plus。取り扱いはドコモのみ。価格は未定で8月以降の発売を予定している。
ディスプレーは6.6型有機EL(FHD+、144Hz)、SoCはSnapdragon 7s Gen 2、メモリー8GB(拡張で+8GB)、ストレージ256GB、バッテリー容量は5000mAh、アウトカメラは5010万画素の標準と800万画素の超広角の2眼、インカメラ1610万画素。カラバリはスレートグレイとシャンパンシルバーの2色。
普段使いには問題なく、ゲームもある程度こなせるスペックだが、最大の特徴は世界初の「自律神経活性度計測機能」を搭載したこと。アウトカメラの下にあるセンサーに指の腹を置き、2分ほど待つと結果が出る。FCNT独自のアルゴリズムにより、自律神経の活性度を「自律神経パワー値」として表示する。この機能を使えば、自分の健康を管理する習慣づけになるかもしれない。
そのほか、防水防塵、MIL規格23項目準拠で、1.5mの高さから落としても割れない堅牢性などを備えている。