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幻の「クレイジーソルト」“ライム”を覚えている? 10年ぶりの復活。テキーラにも合いそう

2024年04月05日 18時00分更新

文● 近藤克己 編集●ASCII

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 日本緑茶センターは、クレイジーソルトで知られる調味料クレイジーシリーズの新製品「クレイジーライム」の販売を3月15日より開始しました。価格は690円(税別)。

よりライムの風味が強くなった!

 実は、クレイジーライムは約10年前まで国内でも販売されていました。しかし、当時は一般家庭の料理にライムを使うことがあまり浸透しておらず、同時期に発売された「クレイジーレモン」の人気に押されたこともあって、思うように売り上げが伸びずに販売休止となった経緯があります。

 しかし近年、アジアン料理やメキシカン料理を扱うキッチンカーやレストランが増えたことで、一般家庭でもライムを使う料理が徐々に浸透してきていることから、再チャレンジのためリニューアルして復活を果たしました。

 10年前は砂糖の配合が多く、甘みが強い風味に仕上がっていましたが、新製品は配合を大幅に見直し、よりライムの風味を強く感じられる調味料に進化。

素材の配合を見直し、甘さ控えめでライムの風味がより強く感じられるようになった

 クレイジーライムは、ブラックペッパーや岩塩がライムの風味を引き立て、柑橘系のさっぱりとした味付けにまとまるので、アジアン料理やメキシカン料理にとどまらず、普段の料理にも「もう一つ味にパンチがほしい」という時にも役立つとのこと。

アジアン料理やメキシカン料理だけでなく、柑橘系のさっぱりした味付けは日常的な料理にも合うとのこと

テキーラが進む危険な風味

 実際にクレイジーライムだけを舐めてみると、ペッパーと岩塩のピリッとした辛味をほのかに感じつつも、ライムの酸味による爽やかな風味が口いっぱいに広がります。これを舐めるだけでテキーラが進むかなと、ちょっと危ない感想を抱いてしまいます(笑)

 3月に都内で行われたメディア向け試食会では、クレイジーライムを使用した特別レシピが振る舞われました。特別レシピの開発に携わったABCクッキングスタジオ講師の五十嵐久代さんがその場で調理したもので、パッタイ風焼きそばとやみつき塩つくねの2品。どちらもエビと挽き肉にクレイジーライムで下味を付け、最後にもう一度クレイジーライムをふりかけたものでしたが、しっかりとした味付けの中にほのかに香るライムが素材の味を引き出してとてもおいしい。ライムが主張しすぎることなく、それでいて鼻腔に残る爽やかな酸味が後味を軽くしてくれます。

ABCクッキングスタジオと共同開発したレシピ2品を試食した。クセは全くなく、ライムの酸味によりしつこさが取れ、箸が進む爽やかな味付けとなっている

 「料理の調味料としてだけでなく、ホカッチャを焼く時に上にかけたり、クリームチーズに混ぜてトーストに塗ったり、マヨネーズと粒マスタードと一緒に混ぜてビーフカツのソースを作ったりと、クレイジーライムはいろいろと楽しめます。私自身、この1週間はクレイジーライムづくしで楽しめました」と、五十嵐さんはクレイジーライムの楽しみ方を披露しました。

ABCクッキングスタジオ講師の五十嵐さんはクレイジーライムの楽しみ方を披露

 今回、クレイジーライムの再販売と同時に、他のシリーズ製品すべての容器のリニューアルも発表しています。従来は蓋がスライド式だったのに対して、リニューアル後は片手でも開けやすい折蓋タイプにし、3つ穴と半円形穴の2種類で量の調整がしやすくなりました。さらに、容器を紙製から透明なプラスチック製に変更し、中身が見やすくなったので残量も分かりやすくなっています。

新容器は透明になり中身の残量が分かりやすくなった

蓋は折蓋タイプに変更して開けやすく量の調整がしやすくなった

 クレイジーシリーズは今回発表したライムを加えて全8種類。調理の幅や味の幅を広げてくれる良き相棒となってくれるでしょう。個人的にも、いくつか揃えてキャンプにも持っていこうかなと考えているところです。

ライムに加えて定番のクレイジーソルト、ペッパー、レモン、ガーリック、バジルも買おうかな。あ、ほぼ全部だ(笑)

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