◆ペットの場合の設置場所はよく考えて決めたい
では設置しよう。今回のターゲットは「猫」なので、猫仕様の話しかしません。すいません。カメラの向きは左右に360度、上下に114度……だが、1点注意が必要だ。そのデザイン上、平面に置いたとき、上は垂直近くまで見上げることができるけれども、下方向は限度がある。10~20度くらいか。少しうつむいた感じになる。
高いところに置いてしまうと、下方向に死角が大きくなってしまう。部屋全体を見渡したいときは壁取りつけ用のアクセサリーが付属するのでそれを使って天井から逆さにつけるといい。そうすると広い範囲を一望できる。ちょっと面倒だし、天井にネジを入れることになっちゃうけど。
一番簡単なのが「床置き」。チェックしたいエリアが入るように床に置き、少し上を向けてやると猫が棚に乗ったところも確認できる。だが、床置きには難点がある。見上げるアングルになっちゃうことと、猫飼いならではの事故だ。わたしも一度やられた。
外出先からスマホで映像をチェックするとき、どうしても「猫は今どこにいるかな」とカメラと回しちゃう。それがいけなかった。猫は動くものに反応するのである。回転しているカメラに気づいてとことことやってきて、カメラをつついたかと思うと、猫パンチで倒しちゃったのである。あちゃ。
猫好きの友人も同じ目にあったといっていた。もし高いところに置いてたら、そのままカメラが床に落下というおそろしいことになるところ。猫をあなどってはいけない。最終的に、床上35cmくらいの場所に、壁取付けアクセサリーを利用して固定したのだった。
アクセサリーを使うにしろ使わないにしろ、床や低い棚に置くときは何らかの形で固定することをオススメする。ここまでしなくても、両面粘着シートみたいなのでもいいと思う。
◆ペット検出と暗所機能がすばらしい!
設置し、アングルを調整したら放置だ。朝起きてアプリから「見返す」を開くと、タイムラインにいろんなバーが表示されている。緑色が「ペット検出」の印。AI「ペット検出」のおかげで、ペットが画面に入ってきたときの映像だけを探せるのだ。これはいい。朝、人よりもはやく猫が起きてきたってのがよくわかる。
細かく見たいときはフルスクリーン表示に。
ここでカメラアイコンをタップすると、その画面を記録してくれる。動画も同様だ。画質は見ての通り。予想以上にいい。明暗差が大きくてもHDRが働いてくれるし。
では夜はどうか。カメラは常時動いてるので、人が寝ている間の様子をタイムラインで確認すればいいのだ。すると午前3時半過ぎ、のそのそとやってきたのが記録されていた。トイレにいったりしてたのだ。
このときの様子をキャプチャ。
真っ暗になるとカメラから赤外線を照射し、それを使って白黒の画像を記録するのである。猫の目がまっ白に光っているのはそのせいだ。猫は特にこの赤外光を気にしてないようなので安心。
ほかの時刻も見てみよう。朝、室内の照明はなく、まだカーテンが閉まってるという肉眼的にはけっこうくらい状態。
続いて夜の室内光をチェック。
画質はかなりいい。さすが500万画素の3K動画だ。キャプチャした画像は2960×1666ドット。動画でもこのクオリティーで記録してくれるので、気に入ったシーンを録画しておけばいつでもスマホから見られる。外出時などに通知を受けたいときは「自宅監視アシスタント」機能をオンにしよう。
そして「プッシュイベントタイプ」から「ペット検出通知」のみをオンにすると、ペットが画角に入ったときだけ通知がくるのだ。
するとこんな風にペットを検知したときに通知がくるのだ。予想以上にいっぱいきてます。すごいな。