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ヤフー・データソリューションの「DS.INSIGHT」生成AI機能 第2弾

LINEヤフー、「DS.INSIGHT」で生成AIがユーザー行動を考察する機能を試験導入

2024年04月01日 17時15分更新

文● ASCII

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 LINEヤフーは、2024年3月29日、同社の行動ビッグデータを用いた事業者向けの分析サービス「ヤフー・データソリューション」にて提供するデスクリサーチツール「DS.INSIGHT」において、検索行動の推移からユーザーの行動変容を考察する生成AI機能を試験導入したことを発表した。

 DS.INSIGHTは、検索・人流データからに人々の興味関心を分析可能なデスクリサーチツール。今回の生成AI機能は、検索データなどを基に生活者の興味関心を可視化する「DS.INSIGHT People」内の、特定キーワードで検索するユーザーの前後の検索を時系列で知ることができる「時系列キーワード」機能の考察を、生成AIがサポートするもの。本機能は、OpenAIのAPIを使用している。

 例えば「注文住宅」と検索したユーザーの分析の場合、「30代女性」といった人物像が「注文住宅」と検索した日を起点として、生成AIが「24日前から家を新しく建てることを検討している」「12日後まで家を建てる際の費用やハウスメーカーの比較検討を始める」「12日後から間取りなど家づくりの詳細な検討に入る」といった行動の流れの“考察”を、検索期間やキーワードとあわせてテキスト形式で出力する。

生成AIによるデータ考察の例

 本機能は、検索ビッグデータからユーザーの「隠れたニーズ」を生成AIが考察する生成AI機能に続く、DS.INSIGHTでの生成AI導入の第2弾となる。

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