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新MacBook Pro/iMac登場! Appleシリコンの性能は「M3」で新段階に! 第15回

【速報レビュー】Apple M3搭載で何が変わる? 新15インチ「MacBook Air」

2024年03月07日 23時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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ミッドナイトは少し青みがかったエレガントなダークカラー

これから買うなら「M3がおすすめ」な理由

 M2搭載のMacBook Airには「ミッドナイト」というカラバリモデルがあります。本機の天板からキーボード、トラックパッドまで、ダーク系のアルミニウムであることから付着した指紋が目立ちやすい筐体でした。M3搭載MacBook Proの新色「スペースブラック」に採用された酸化皮膜コーティング処理をかけたことで、指紋は付くことは付くのですが、前のモデルよりも目立ちにくくなりました。これからMacBook Airの購入を検討される方はミッドナイトの表面処理も確かめながら全カラバリをゆっくり吟味してみてください。

酸化皮膜コーティングにより指紋が目立ちにくくなりました

 アップルは2023年秋に、製品の素材・電力・輸送における温室効果ガスの排出量削減などを実現した「アップル初のカーボンニュートラル製品」としてApple Watch Series 9とApple Watch Ultra 2を発表しました。

 今回のM3搭載MacBook Airでは、アップルの製品で初めて再生素材の使用率が50%に到達しました。筐体には100%の再生アルミニウムを使っています。もちろん質感や強度はバージン素材のアルミニウムと何ら変わりはありません。

 伝統のくさび形(ウェッジシェイプ)デザインを受け継いできたApple M1搭載のMacBook Airについては、残念ながら今後日本国内の家電量販店では在庫がなくなり次第販売を終了します。M2搭載のMacBook Air 13インチは販売価格が14万8800円からとなり、引き続き購入できます。

 今年もまた6月にはアップルが世界開発者会議「WWDC」で、macOSに関連するイノベーションを発表するでしょう。生成AIに関連するアップル独自のアプリやソリューションも加わるかもしれません。次のmacOSの進化に備えて新しいモバイルPCをいま選ぶのであれば、AI系のアプリやサービスを快適に使いたおせるM3搭載MacBook Airが有力な選択肢だと言えます。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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