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複雑で厚みのある味わい

1万1000円の無濾過原酒「然土」再販スタート、高価格でも売れるワケ

2024年03月07日 13時00分更新

文● ASCII

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松竹梅白壁蔵「然土」再販、受注をスタート

 宝酒造は3月5日、松竹梅白壁蔵「然土(ねんど)」の受注を開始した。

 そのこだわりは圧巻。米の旨みを存分に引き出すことを目的とし、米の収穫年度や状態に応じて、精米歩合、仕込み配合といった要件を都度変更。独自の微生物のみを最大限に働かせる環境を維持する「生酛(きもと)造り」で醸造され、袋吊り(※)という製法で作られている。

 原料米は、兵庫県西脇市の山田錦を全量使用。専業農家の藤原氏と協働し、土づくりや日照条件などのデータを蓄積しながら品質改良し、地球温暖化に影響を与えるといわれる「メタンガス発生の抑制」や「農薬の低減」と言ったテーマにも、取り組んでいる。

 なおこの然土、初回の発売されたのは昨年の10月。その際は、厳選された飲食店のみで取り扱われていたが、反響が好評だったこともあって、今回は業務用に加え、百貨店やオンラインショップも含めて合計500本限定の再販売となった。

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