このページの本文へ

IFC-VAX(IFC-Value Added Translator)β版リリースのご案内

株式会社アプリクラフト
2024年03月01日

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

株式会社アプリクラフト
設計フロー効率化のための高付加価値・多機能トランスレータ。IFCデータの品質チェック、編集、変換、軽量化をシームレスに実現。



株式会社アプリクラフト(本社 東京都渋谷区 代表取締役 女井誠司)は、設計フロー効率化のための高付加価値・多機能トランスレータ、IFC-VAXのβ版をリリースいたしました。

IFC-VAX※1は、IFC※2データの入出力に対応した高い付加価値を有する汎用のトランスレータです。

3Dモデルや属性のビューワとしてはもちろん、その他にもモデルのチェック機能や各種修正・編集機能、メッシュ削減やシュリンクラップ(モデル全体を包む閉じたメッシュを作成)、モデルの内面のみを抽出する機能など、IFCデータを活用する上で便利なさまざまな機能が利用できます。

設計モデルから各種解析モデルへの簡略化作業や、3Dプリント用のモデル作成、協力会社とのデータのやり取りの際のチェックなどに役立ちます。



※1 IFC-VAXは、株式会社アプリクラフト(AppliCraft Co., Ltd.)の登録商標(出願中)です。
※2 IFC(Industry Foundation Classes)とは
buildingSMART(建築・建設業界のデータ共有化を目的に活動する国際的な標準化団体)によって開発されているオープンかつ中立な建物を構成する全オブジェクトのデータモデルの仕様・規格です。一般的なCADにおける描画要素は単純な線分の集合ですが、IFC対応のオブジェクトは、モデルの種類を認識できる属性情報を持つため、建築・建設業界の各業種でプロジェクトモデルを共有することができます。例えば、建築家が設計した「ドア」のデータは、他業種の担当者も同じ「ドア」データとして扱うことができます。こうした共有によって、積算、設備設計、施工、施設管理で効率化を計ることが目的です。

主な機能
IFC4データの入出力、Rhinoモデルとの相互変換


IFC4の入出力に対応しています。読み込んだデータはRhinoモデル(現在はメッシュのみ対応)やSTLに変換可能です。



IFCデータの3D形状と属性の可視化


IFCデータのビューワとして利用できます。ビューを操作して3次元での形状の確認が可能です。属性・プロパティも確認でき、一部の属性は編集・コピーが可能です。




隙間や干渉、面の表裏のチェック


オープンエッジ(隙間や開口)、オブジェクト同士の干渉の検出機能を持ちます。開口や干渉があると、解析やシミュレーションができない、3Dプリントができない、別のソフトウェアに読み込めない、などの問題が発生する場合があるのでそれらを事前にチェックできます。面の表裏のチェック・修正機能も搭載しています。




メッシュ軽量化
ポリゴン数を削減(メッシュリダクション)する機能を搭載しています。
形状を維持したままポリゴンを削減したり、ある程度の形状の変化を許容(形状をならす)してポリゴンを削減することができます。

シュリンクラップ