デジタル庁は2月20日、iOSとAndroid向けに提供している「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」について、3月31日をもってサービスを終了すると発表した。
サービス終了の理由と今後のスケジュールは以下の通り。
●サービス終了の理由
・国内で接種証明書を必要とする場面がほとんどなくなったこと
・海外渡航時に接種証明書を必要とする国がきわめて少ないこと
●今後のスケジュール
3月31日
・アプリ上での接種証明書発行(新規および再発行)受付最終日
4月1日
・アプリ上での接種証明書発行機能を停止
・機能停止バージョンのアプリを公開
5月7日
・「App Store」「Google Play」でのアプリの公開を終了
アプリで発行した接種証明書は4月1日以降も端末上に残り、消去するかはユーザーの判断に委ねられる。なお、4月1日以降に新しい接種証明書が必要となった場合は、市区町村で手続きをすれば、紙媒体の接種証明書を発行可能だ。
新型コロナワクチン接種証明書アプリは、マイナンバーカードと組み合わせ、新型コロナワクチンの接種証明書をスマートフォン上で発行できるアプリ。デジタル庁によると2021年12月の公開以降、およそ1566万回ダウンロードされているという。