オムロン ヘルスケアは2月20日、心電図を記録できる携帯型心電計「オムロン 携帯型心電計 HCG-8010T1」を発売した。
日本における死因は第1位が悪性新生物（がん）で24.6%、第2位の心疾患が14.8%だと言われており、不整脈のひとつである発作性の心房細動や初期の虚血性心疾患では、胸痛や圧迫感などの胸部への違和感や動悸が自覚症状としてあらわることがある。しかし、これらの症状はいつあらわれるかわからず、症状を感じてもしばらくすると治まることも多いため、診断に必要な症状が出ているときの心電図を記録することが難しいと言われているという。
HCG-8010T1は、家庭や外出先などで、胸の痛みや動悸などの症状を感じたときに、胸に本体の電極部をあてるだけで心電図を記録できる携帯型の心電計。電源を入れてから、右手の人さし指を本体の指電極にしっかりとあて、胸電極を素肌の左胸に密着させるだけで、医師の診察に有用な心電図波形（12誘導心電計のV4相当部位）をおよそ30秒間記録して解析。
記録した心電図波形と解析結果は、同社のスマホ健康管理アプリ「OMRON connect」で確認でき、症状が出たときに記録した心電図を医師と共有することで、不整脈や虚血性心疾患などの早期発見、治療に役立つという。
解析結果は「心拍速め」「波形に乱れ」「乱れなし」など13通りのパターンで表示
心電図に加えて心電図を記録した時の状況や自覚症状をオムロンコネクトに登録。記録した心電図と自覚症状などの情報はPDFへ出力して印刷やメールで医師と共有できる
