株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズ、百貨店業界のWeb-EDI IQRS.netの新サービス「IQRS Gatewayサービス」にACMS B2Bを採用
データ・アプリケーション
独自の百貨店向け共通プラットフォームで小売業界全体のシステムコスト削減、全国の百貨店・取引先間業務のペーパーレス化を推進
株式会社データ・アプリケーション(本社:東京都中央区、代表取締役社長:安原 武志、略称:DAL、スタンダード市場:3848)は、株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長執行役員:箕輪 康浩、以下、IMS)が、IQRS.netの新サービス「IQRS Gatewayサービス」に統合EDIサーバ「ACMS B2B」を採用したことをお知らせします。
IMSは、1968年に設立された株式会社イセタン・データー・センターにルーツを持つ三越伊勢丹グループの戦略IT企業です。百貨店事業、エムアイカードのシステム構築・保守運用を支える金融事業やグループ事業のみならず、外部に向けたプラットフォーム事業、ソリューション事業を展開しています。このプラットフォーム事業を支える IQRS.net(イクルスドットネット) (※1)は、百貨店とその取引先を結ぶWeb-EDIサービスとして、既に百貨店業界での高いシェア(※2)を確立しています。
この度、同社は三越伊勢丹経営で蓄積した業務ノウハウを基盤とした商品情報管理システムを、百貨店向け共通プラットフォームとしてグループ外百貨店へ提供すべく、IQRS.netの新サービスとしてIQRS Gatewayサービスをリリースしました。その目的は、非競争領域のシステムを共通化・共有化することで各社によるシステム構築・保持の負担を軽減し、業界全体でシステムコストを削減することにあります。このプラットフォームと取引先をつなぐ手段としてIQRS Gatewayサービスがあり、そのエンジンにACMS B2Bが採用されました。
※1 株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズが企画・運営する取引先様(サプライヤー)と百貨店等(バイヤー)を結ぶ、百貨店業界のデファクト・スタンダードWeb-EDIサービス
※2 全国20の百貨店グループ、900の取引先、無料の買掛金支払明細サービスのみ利用するケースでは20,000以上の企業が利用
IMSでは、クレジットカード会社との接続やIQRS.netでの流通BMS対応で10年以上にわたり一貫してACMS B2Bを利用されていました。また2020年のIQRS.netのクラウドへ移行に際してもACMSシリーズとしてのクラウドテクノロジーへの追随と移行性から継続利用。そして、IQRS Gatewayサービスにおいても、多彩なフォーマットに対応する強力なデータ変換や国内外標準の通信プロトコル、送受信データ管理などの機能性、そしてサービスとして重要な高い信頼性や可用性からACMS B2Bが再び採用されています。
図:IMSの百貨店向け共通プラットフォーム システム構成イメージ
株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズ ICTサービス事業部 エグゼクティブアドバイザー 山口 敏明様から、次のコメントをいただいております。
「まだ紙で取引先とのやりとりを行っているという百貨店に IQRS.netとIQRS Gatewayサービスを、また必要な百貨店には弊社の商品情報管理システムを採用いただき、そこで必要なシステム開発をIMSがお手伝いしたいと考えています。ACMSをベースとしているため、私たちとしても手間をかけずに構築できます。
また、IMSでは今後、百貨店業界の流通EDIにおける事実上の標準となるべく、IQRS Gatewayサービスの追加・拡張機能をリリースしていきます。2024年9月にその第一弾として、さまざまなEDIファイルが真正性を保証された形で参照可能となるポータル機能が加わる予定です。」
株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズ ICTサービス事業部 シニアマネージャー 兼 アカウントエンジニア担当長 藤本 忍様から、次のコメントをいただいております。
「機能拡張で IQRS.netの魅力をさらに高め、小売業界の流通EDIにおける事実上の標準として業界70社の百貨店にアピールしていきたいと考えています。」
DALは業界やお客様のニーズに合わせ、国内外で利用される新しいプロトコルやEDI形態にいち早く対応し、それらの統合管理を実現するとともに、データ連携やEDI業務の効率化などデータを有効活用する基盤作りに今後も貢献していきます。
■株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズ様の導入事例
https://www.dal.co.jp/casestudies/51ims/
■IQRS.netについて
https://www.iqrs.net/
■統合EDIサーバ ACMS B2Bについて
https://www.dal.co.jp/products/edi/b2b/outline.html
【株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズについて】
三越伊勢丹グループは、社会や環境の変化に合わせてビジネスモデルを変革させながら発展をとげてきた、お客さまの暮らしを豊かにする、”特別な”百貨店を中核とした小売グループです。三越伊勢丹システム・ソリューションズは、百貨店事業、エムアイカードのシステム構築・保守運用を支える金融事業やグループ事業のみならず、外部に向けたプラットフォーム事業、ソリューション事業、グループ事業を展開グループの戦略IT企業です。
【HP】https://www.ims-sol.co.jp/
【株式会社データ・アプリケーション(DAL)について】
DALは、1992年にUNIX向けの製品をリリースして以来、EDI(電子データ交換)を中心にデータ連携分野において信頼性の高いパッケージソフトウェア「ACMS(Advanced Communication Management System)シリーズ」を提供してきました。「ACMSシリーズ」は、国内のEDIパッケージ市場でリーダーシップを確立しており、すでに2,933社14,571サイトを越える企業のミッションクリティカルなシステムで稼働しています。ビジネス変化に強く、新たなイノベーションを生み出す企業のデータ連携ソリューションを今後も提供してまいります。
(導入数:2023年6月末時点)
【HP】https://www.dal.co.jp/
【Facebook】https://www.facebook.com/DataApplications/
【X】https://twitter.com/dal_acms
【note】https://note.com/dataapplications/
※DAL, ACMS, ACMS Apex, AnyTran, E2X, WebFramer, RACCOON, OCRtranは、株式会社データ・アプリケーションの日本および海外での商標または登録商標です。
※本文中に記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。