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ROG Swift Pro PG248QPレビュー

リフレッシュレート540Hzって見極められる!? 最高峰のeスポーツ液晶の力を体感

2024年02月14日 17時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII

提供: ASUS JAPAN株式会社

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 ゲーミングPCの人気が高まり、以前よりPCでゲームをするユーザーが増えてきたことで、フレームレートの重要性が広く認知されるようになった。

 フレームレートはよくパラパラ漫画に例えられるが、要は1秒間を分割するフレーム数(frames per second:fps)が多いほど滑らかなアニメーションになるということ。FPSゲームなどでは、高フレームレートが出せれば素早い敵の発見やエイムの合わせやすさにつながり、アクションRPGなどの1人用ゲームであっても、滑らかなアニメーションを堪能できるため快適さの向上が見込める。

 ただ、PCの内部処理で高いフレームレートを発揮できていたとしても、それを映し出すディスプレーが対応できなければ意味がない。リフレッシュレート(ディスプレーの1秒間における画面の書き換え回数)が高いモデルでなければ、画面上に映し出すことができないためだ。

 そのため、PCゲーマーにとってはゲーミングPCだけでなく、高リフレッシュレートのゲーミングディスプレーが必要となってくる。

 ゲーミングディスプレーというと、リフレッシュレート144Hz以上のものを指す場合が多い。現在はそれ以上のリフレッシュレートを誇るモデルも増えており、240Hzや360Hzのものも存在する。一般的なディスプレーは大体60Hzなので、360Hzなら最大で6倍もスムーズに描画ができることになるのだが……そんな中、ASUSがさらにリフレッシュレートの高い液晶ディスプレーを発売した。

 それが、最大リフレッシュレート540Hzの「ROG Swift Pro PG248QP」だ。本モデルについてレビューしていこう。

超高リフレッシュレート&応答速度
最高峰のeスポーツ向けスペック

 ROG Swift Pro PG248QPは、24.1型フルHD(1920×1080ドット)の液晶ディスプレー。昨年の「東京ゲームショウ2023」のASUS ROGブースで展示もされていたモデルだ。直販価格は14万220円となる。

 通常時のリフレッシュレートは最大510Hz、オーバークロック機能を使えば、最大リフレッシュレートは先述の通り最大540Hzとなる。市場にあるゲーミングディスプレーは360Hzまでのものがほとんどの中、この数値はかなり強烈なインパクトがある。GeForce RTX 20シリーズ以降のビデオカードとWindows OSの最新バージョンが必要ではあるが、ゲーミングディスプレーとしては最高峰といえる。

 また、リフレッシュレートと同じく重要なのがパネルの応答速度だ。画面の色が切り替わる速度を表す応答速度だが、これが低いと映像のブレなどにつながるため、視認性を高めるうえで欠かせない要素となる。特に、格闘ゲームなど最大フレームレートに制限があるゲームジャンルでは、この応答速度などのスペックのほうが重要となる。

 ROG Swift Pro PG248QPは、従来のTNパネルより応答性が約50%向上したというパネル、「Esports-TN(E-TN)」を搭載している。それにより、応答速度は最大0.2msと非常に高速。一般的なゲーミングディスプレーなら1msほどであれば十分速いほうだが、それを大きく上回る速度を発揮できるわけだ。

 また、GPUにGeForceを使用する前提ではあるが、NVIDIAのモーションブラー低減機能「NVIDIA G-SYNC Ultra Low Motion Blur 2」(ULMB 2)に対応していることも特徴的だ。ULMB 2は、バックライトストロボと呼ばれる技術で2000Hz駆動相当のブレのない鮮明な映像を表示できるという。

 さらに「NVIDIA Reflex Analyzer」にも対応する。これは、マウスやPCとディスプレーのレイテンシー(遅延)を測定することが可能な機能。詳細はNVIDIA Reflexの検証記事で解説しているが、システムのレイテンシーを分析することで、デバイス環境や設定の構築に一役買ってくれるというものだ。

 その他、DisplayHDR 400にも対応している。非常に高いリフレッシュレートにマッチした、ハイエンドのプロ向けスペックといえる。

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