オプテージは、10周年を迎えた同社のモバイルサービス「mineo」のアップデートとして、「通信品質の大幅改善」をアピールしている。具体的には、平日昼休みの時間帯において、昨年1月と比較した同社独自の品質基準で約5倍改善したとする。
MVNOではアクセスが集中する平日昼休みの通信品質が課題に
帯域の増量とともに独自サービスなどで、改善を実現
同社の調べによると、スマートフォンのプランでユーザーが重視する要素として、トップの「月額料金」のあとに、「通信の安定性」「通信速度」「サービスエリアの広さ」と通信品質に関わる要素が続いている。そこで、あらためて通信品質に関する取り組みを進めた。
MVNOが展開するモバイルサービスでは、MNOから帯域単位で回線を借り受ける関係上、ユーザーのアクセスが集中する時間帯、特に平日昼休みに通信品質(通信速度)が低下するのは避けにくい部分がある。mineoでは、基本となる帯域の増量はもちろん、「マイそく」や「ゆずるね。」など、昼休みに通信が集中せず、トラフィックを平準化するサービスの導入などを通じて、今回の改善を実現したとしている。
なお、この平日昼休みでの通信品質改善は今後スタートするものではなく、実は昨年8月頃から試行錯誤をしつつ改善を進めてきており、(今回公表する以前から)ユーザーコミュニティーでは好意的な声がすでに聞かれているという。