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バッファロー、Wi-Fi 7ルーターを2月発売。320MHz幅通信に対応

2024年01月24日 17時15分更新

文● ASCII

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WXR18000BE10P

 バッファローは1月24日、最新規格「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」に対応するトライバンドWi-Fiルーター フラッグシップモデル「WXR18000BE10P」を発表した。実売価格は6万4980円前後の見込みで、2月上旬より発売する。

 Wi-Fi 7は、Wi-Fi 6(6E)をベースに、通信効率や遅延が改善された新たな無線規格。理論上の最大通信速度は36Gbpsで、Wi-Fi 6(6E)の最大通信速度9.6Gbpsと比較しておよそ3.7倍の高速化を実現するという。また、一度に利用できる6GHz帯の帯域幅が160MHz幅から320MHz幅に拡張され、従来に比べて2倍の通信速度が実現できるとする。併せて、変調方式の改善により、一度に表現できる情報量が1024QAM(10bit)から4096QAM(12bit)に増加。これにより、通信速度が1.2倍に増加し、近距離通信時の通信効率が向上する。

 同社は、1月8日に「Wi-Fi CERTIFIED 7」を取得。本製品は、Wi-Fi 7世代の新フラッグシップとして、実利用性能にこだわって新規設計したモデル。メインプロセッサーに1.8GHzクアッドコアの高性能CPUを採用し、3つの帯域でそれぞれ6GHz 4ストリーム+5GHz 4ストリーム+2.4GHz 2ストリームの計10ストリームを備える。

 6GHz帯は新たに320MHz幅通信に対応し、最大1万1529Mbps(理論値)、5GHz最大5764Mbps(理論値)、2.4GHz最大688Mbps(理論値)の高速通信が可能だとする。また、3つの帯域を同時に利用する「MLO(Multi-Link Operation)」により、Wi-Fi 7ならではのパフォーマンスを発揮することが可能となる。

 さらに、各帯域のパフォーマンスを最大化する、独自の10ストリーム外付け「トリプルバンドダイポールアンテナ」を搭載。これにより、設置環境に応じてアンテナをカスタマイズすることで、通信環境の最適化を実現するという。有線LANはINTERNETポート/LANポートそれぞれ最大10Gbpsに対応する。

 対応したWi-Fiルーター・Wi-Fi中継機と本商品を組み合わせてメッシュネットワークを簡単に構築できる「Wi-Fi EasyMesh」に対応。また、「ネット脅威ブロッカー2 プレミアム」の1年間無料ライセンスが付属する。サイズは幅300×高さ195×奥行き75mm、重量はおよそ1700g。

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