ローデ・シュワルツが、CTIA Certificationによる初めての承認を受けた5G FR1 A-GNSS対応OTAテスト・ソリューションの提供へ
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
R&S TS8991は、すべての主要なセルラー系およびノンセルラー系技術のOTAテストをサポートしています。
ローデ・シュワルツのR&S TS8991が、5G A-GNSSアンテナ性能のテスト用としてCTIA Certificationから承認されました。これにより、R&S TS8991はCTIA Certification認定の初めての5G FR1 A-GNSS対応OTAテスト・ソリューションとなり、重要なマイルストーンに達することができました。
CTIA Certificationによる最新のTest Plan for Wireless Device Over-the-Air (OTA) Performance〔ワイヤレス端末OTA性能のためのテストプラン〕バージョン4.0.xでは、従来からのA-GPS L1 OTA仕様に5G FR1 EN-DCが追加されました。さらに先行公開されているバージョン6.0.xには、さらに5G FR1 SA・A-GPS L5・A-Galileo E1も追加され、間もなくCTIA Certificationの検証プロセスが始まります。
ローデ・シュワルツのR&S TS8991テスト・システムは、2G/3G A-GPSおよび4G LTE A-GNSSに加えて、新たに5G A-GNSSに対するCTIA CertificationのOTAテスト要件を満たしたターンキー・ソリューションです。R&S CMX500 5Gワンボックス・シグナリング・テスタとR&S SMBV100B衛星シミュレータのほか、電波暗室である無線性能テスト・チャンバ(wireless performance test chamber:WPTC)で構成されています。高水準なシステムの統合性を特長とし、アップグレードも簡単に行えます。すべての構成要素はR&S CONTESTソフトウェアを用いて制御できるため、CTIA Certificationのテストプランに準拠した完全自動のOTA測定が可能です。
R&S CMX500は、あらゆるモバイル端末のテスト用途に対応したワンボックス型ソリューションであり、RF送受信のパラメトリック測定はもとより、データ・スループットや音声品質、バッテリ寿命のテストをサポートしています。このソリューションをR&S TS8991アンテナ性能テスト・システムに統合して、被試験デバイス(DUT)へのシグナリング機能を実現すると同時に、受信感度や送信パワーを測定できるようにしました。このR&S CMX500は、無線通信テストのためのもっとも高度な要件をカバーし、最新の3GPPおよびIEEE技術もサポートしています。
一方のR&S SMBV100Bは主要な衛星航法技術と衛星コンステレーションに対応した衛星シミュレータです。R&S CMX500の位置情報サービス機能と合わせて、3GPPをベースとしたすべてのAssisted GNSS技術をサポートします。
またR&S WPTC OTAテスト・チャンバは、さまざまな試験ニーズに応じて幅広いサイズをご利用いただける高性能なOTA無響テスト・チャンバとなっています。
ローデ・シュワルツでモバイル無線テスタとテスト・システムを担当する上級副社長のChristoph Pointnerは次のように説明しています。「当社は、さまざまな試験ニーズに応えられる信頼性の高い高性能OTAテスト・システムをお客様に提供することを使命と考えています。そのため、R&S TS8991がCTIA Certification承認の初めての5G FR1 A-GNSS 対応OTAテスト・ソリューションとなったことに興奮を禁じえません。このTS8991 OTAテスト・システムには、市場をリードするローデ・シュワルツの計測器とソフトウェアを搭載して、最適な性能とシステムのシームレスな統合性を実現しています」。
R&S TS8991テスト・システムについて詳しくは、
https://www.rohde-schwarz.com/products/test-and-measurement/conformance-test-systems-3gpp-ctia/rs-ts8991-ota-performance-test-system_63493-8444.html をご覧ください。
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ローデ・シュワルツについて
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に“つながる”社会の実現に向けて努力を重ねています。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきました。当社の最新製品やソリューションは、産業界や規制当局および行政機関のお客様がデジタル技術の主権を得るためのお力添えをしています。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築しています。ローデ・シュワルツは、2022/2023会計年度(昨年7月から本年6月まで)には27.8億ユーロの純収益を上げました。また、2023年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約13,800名の従業員が全世界で活躍しています。
R&S(R)は、Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG.の登録商標です。
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