「CES 2024」 レポート 第17回
ARグラス「ASUS AirVision M1」も
2画面OLED+着脱キーボード「ASUS Zenbook Duo」CES会場で触った
2024年01月10日 03時00分更新
独自素材プラズマ・セラミック・アルミニウム、質感よし
「Zenbook S 13 OLED」はOLEDを備える13型のノートPC。同一名称を持つモデルは現在も展開されているので「薄く、軽く、高い性能を持つノートPC」という認識を持っている人は多いかもしれない。
だが、新モデルはひと味違う。何が違うのかというと、同社が独自開発した「プラズマ・セラミック・アルミニウム」という素材を採用していて、これまでのZenbookと見た目が全く異なる。
プラズマ・セラミック・アルミニウムは、アルミニウムを独自技術で焼成して(広義の)セラミックに加工した素材で、軽さ、高い耐性、高い耐摩耗性を持っている。触ってみると、表面はキメの細かい石のような質感で、あまりデジタル機器っぽくない。指紋が全然付着しない。上から押し込んでみてもまったく歪まず、高い剛性が感じ取れる。「この素材はスマートフォンにも向いていそうだけど?」と言ってみると、ブース担当者は「そうですね」と言って笑っていた。
よりリーズナブルに、ASUSのノートPCの品質の高さを楽しめるシリーズVivobookの新製品「Vivobook S 14 OLED」や「Vivobook Pro 15 OLED」も展示されていた。
Vivobook Pro 15 OLEDは、トラックパッド部分にホイールのような形状の操作部が設けられていて、ここを回転させることで、再生や停止と言った操作が素早くできる仕様。再生や停止のボタンをキーボードから独立させるアイディアそのものは、昔から存在しているが、トラックパッドに独特の機構として組み込むのがASUSらしくて面白い。
「EXpertBook CX54 Chromebook plus」は、ビジネス向けのChromebookという位置付け。何が“plus”なのかというと、それはスペックやそのほかの仕様で、最大16GBのメモリー、最大512GBのSSDが搭載でき、ディスプレー解像度はWQXGA。また指紋認証に対応しており、堅牢性は米国国防省の調達基準である「MIL-STD 810H」に準拠。たしかにPlusだ。
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