◆SFの世界に追いついた! 超リアルホログラムからメッセージが聞ける
2023年12月23~29日、東京体育館にて「SoftBank ウインターカップ2023」が開催されています。高校バスケットボールのナンバーワンを競う大会で、全国から勝ち上がった男女60校が出場し、連日、熱戦を繰り広げています。
ソフトバンクは、ウインターカップの期間中、会場の東京体育館に等身大ホログラムデバイス「Proto EPIC」を設置。来場者は、大会アンバサダーの河村勇輝選手と平下愛佳選手、公式テーマソングを歌うLIL LEAGUEの等身大ホログラムからメッセージを聞いたり、一緒に写真を撮ったりできる趣向。また、来場者自身がホログラムに投影される体験もできます。
「Proto EPIC」は高さ約2.13mの箱型の装置。映し出されるのは2Dの映像ですが、あたかもそこに存在するかのように立体的に見えることが特徴。その仕組みは、開発したアメリカのProto社が特許を持っているとのこと。アメリカでは、さまざまな分野での活用が始まっていますが、日本にはまだ数台しかないそうです。
会場では「Proto EPIC」の横に撮影スペースが設けられ、4Kカメラで撮影した人物がリアルタイムで「Proto EPIC」に映し出されるデモンストレーションも披露されました。撮影場所と「Proto EPIC」を離すこともでき、たとえば、北海道や大阪など遠隔地にいる人を撮影して、東京の会場に実際にいるかのように映すこともできるそうです。
「Proto EPIC」はタッチ操作に対応していて、ワイヤレス接続したタブレットなどでも操作できる仕組み。来場者は「Proto EPIC」に映る河村選手や平下選手と並んで、一緒に写真を撮影できます。それぞれ、2ショットでの撮影に適したポーズや、複数人での撮影に適したポーズなども用意されています。
取材に行った日(12月25日)も、多くの人が超リアルな河村選手と平下選手の姿を見て立ち止まり、スマホでの記念撮影を楽しんでいました。自分が体験して、友人を誘って再び来る人もいるなど、評判は上々のよう。もちろん体験は無料です。
ソフトバンクでは、これからも「Proto EPIC」を導入したイベントを実施し、用途を広げていきたいとのこと。直近では、2024年1月12~13日に沖縄で開催される「B.LEAGUE ALL-STAR GAME」で同様の展示・体験を実施する予定があるそうです。