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クレジットカード情報などを盗むためのフィッシング詐欺

「水道料金が未納」とウソをつくニセ水道局からのメールに注意

2023年12月23日 20時00分更新

文● せきゅラボ

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東京都水道局を騙るフィッシングが増えています

払わないと水道が止まっちゃう!? 偽メールに注意

 フィッシング対策協議会によると、「水道料金の未納通知です」「重要:水道料金の延滞が生じています」といった件名で東京都水道局を騙ったフィッシングメールが増えているようです。

 これは、水道料金の支払いが滞っているという偽のメールを送り付けることで東京都水道局の支払いページを装った偽Webサイトに誘導し、住所・氏名・携帯電話番号そしてクレジットカード情報などを入力させてそのまま盗み取るというもの。

東京都水道局を装ったフィッシングメールの例(フィッシング対策協議会公式サイトより)

フィッシングで使われているメールの件名

水道料金の未納通知です
水道料金の延滞注意です
水道料金の未払い通知です
水道料金の滞納についての通知
水道料金の未払いに関するお知らせ
重要:水道料金の延滞が生じています
お知らせ:水道料金の未納が発生しています
お知らせ:水道料金の滞納が発生しています
未納確認:水道料金のお支払いが遅れています
未納注意:水道料金のお支払いが滞っています
未納通知書:水道料金のお支払いが未了です
滞納警告:水道料金の未払いにご注意ください
滞納警告書:水道料金の未納についてのお知らせ

※上記以外の件名も使われている可能性があります。

 なお、水道局からも注意喚起が発表されています。それによると、「東京都水道局では『東京都水道局アプリ』を利用している方へ、未払料金の支払をお願いするメールをお送りすることがありますが、リンク先で個人情報の入力を求めることはありません。また、アプリを利用していない方に、このような料金支払に関するメールをお送りすることはありません」とのこと。

 上記のように、フィッシング詐欺は実在する組織・団体を騙りつつ、その組織では本来送らない内容のメール・SMSをあなたに送り付けてきます。さらに昨今のフィッシング詐欺は、文面も偽Webサイトも巧妙に作られており、真偽を判別することは困難です。

 個人情報を入力させようとする、そして金銭を支払わせようとする文面に出会ったら(たとえ本物だったとしても)一旦ニセモノだと判断し、あなた自身で検索した公式サイトからあらためて確認・問い合わせしましょう。

東京都水道局を装ったフィッシングサイトの例(フィッシング対策協議会公式サイトより)

 フィッシング詐欺のメールやSMSがあなたのもとに届いた際は、フィッシング対策協議会に報告することをおすすめします。

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