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成長を続けるものの「まだまだ」と語る井田氏、サードウェーブの今後の展望・戦略とは?

成長続けるサードウェーブは今後どうなる? 戦略のキーマン、井田副社長に聞いてみた

2023年12月27日 14時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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──発表会ではAI分野にも注力されていくとおっしゃっていましたが、パソコンメーカーとしてどのように関わっていかれるのでしょうか?

井田氏:今後も、AIのイベントなどへの協賛は引き続き行なっていきますし、我々主催のAIイベントやセミナーも開催したいと考えています。加えて、テーラーメイドとしてAIに特化したようなカスタマイズを構築していかなくてはならないと考えています。また、ハードウェアメーカーさんだけではなく、ソフトウェアメーカーさんともコラボレーションすることによってAIをさらに広めて行けたらと考えています。

イベントへの協賛や、サードウェーブ主催のイベントも引き続き開催していくとのこと

──サードウェーブはGALLERIAでeスポーツにすごく力を入れられていて、知名度もかなり上がったと思うのですが、今後も協賛やスポンサードというのは継続されていくのでしょうか?

井田氏:ブランドとしてのGALLERIAは、eスポーツやゲーミングというカテゴリーの中ではある程度知っていただけたかなという実感はあるのですが、まだまだだと思いますし、当然こういった取り組みは継続していくつもりです。やはりGALLERIAがゲーミングパソコンブランドとして定着したのは、ゲーミングパソコンとしてイベントやeスポーツ大会で使用されてこそだと思いますので、今後もeスポーツを支援していくことに変わりはありません。加えて、日本初のeスポーツを題材にした青春劇映画「PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~」をサードウェーブで制作し、2024年3月8日に公開されますので、そちらも注目いただきたいです。また、eスポーツを通じての地域活性化や、学校でのクラブ活動でのeスポーツの支援という部分も引き続き実施していきます。

──ありがとうございます。最後に、今後の展望があれば教えてください。

井田氏:今後私どもの展望としては、1つめはより多くのゲーマーおよびクリエイターの方々に、GALLERIAのハイエンドパソコンを多岐にわたった使い方で体感していただき、そのよさを実感していただくこ。2つ目はプロのクリエイターやデザイナーのお客様に向けたスペシャリティなパソコンとなるraytrekのブランドおよび製品の成長を促進させることです。3つ目は、法人のお客様に対してビジネスという部分をこれからさらに注力していきます。パートナーとのエンゲージメントも強化して、より多くの企業の皆様方に、当社の製品のよさを知っていただくこと。文教、教育の現場に向けた製品展開と、継続した店舗展開。この5つが今後の展望になります。

──ありがとうございました。

 井田氏のインタビューを通じて、同社のGALLERIA、raytrek、THIRDWAVEブランドやビジネス向けモデルの戦略、eスポーツや文教へ向けた支援、そのほか店舗展開の戦略などを知ることができた。ゲーマー、クリエイターはGALLERIA、プロクリエイターや研究機関などに向けたraytrek、広くかつ入門機としても購入しやすい高性能かつリーズナブルで豊富なラインアップを用意するTHIRDWAVEといったように、今後は目的に合わせたわかりやすいブランドになっていきそうだ。

 また、私は個人的にはGALLERIAはeスポーツに興味がある人はほとんど知っているのではないかと思っているが、井田氏はまだまだと答えていた。今後もeスポーツへの支援や、ユーザーにとって使いやすいかつ快適なパソコンを提供するための製品開発にもまだまだ期待ができそうだ。

 どんどん新たに生まれ変わるサードウェーブ。今後の動向も気になるところだ。

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