舞台の大きさも注目ポイント。「ウォータープラザ」の水上に、幅およそ200メートル、奥行きおよそ60メートル、ショーエリア面積およそ8800平米の巨大な舞台空間が建設され、舞台の中心には、水のスクリーンをつくりだすモニュメント「ウォーターカスケード」が設置される。およそ300基の噴水や照明、レーザーなどさまざまな演出装置と音楽が共鳴し合い、物語を奏でる様子は必見だ。
豪華制作陣の作り出す壮大な世界に注目
制作陣としては、小橋賢児氏が催事プロデューサーを務めるほか、TOKYO2020 パラリンピック開会式「PARAde of ATHLETES」で、カラフルなプロジェクションマッピングの演出を手がけた田中直基氏、2023年 Newsweek誌の「世界が尊敬する日本人100人」にも選出され、国内外で幅広く活動する作編曲家/音楽プロデューサーの菅野よう子氏、20年以上にわたり世界的なイベントやショーを企画開催してきたフランスの制作会社ECA2などが名を連ねる。
月夜に虹がかかる時、その島では生きものたちによる祝祭が開かれるという。そんな言い伝えが残る島で、ひとりの子ども「アオ」が夜の虹と出会う。繰り広げられる祝祭に歓喜するアオが、多様な生きものたちと交わり心を通わせていく不思議な物語。
内容も、物理的にも、万博ならではの壮大さを持ったショーになりそうだ。大阪・関西万博を訪れる予定のある人は、特設サイトを見て、今から期待を高めておこう。