エミライはFIIOのBluetoothレシーバー&USB DAC搭載ヘッドホンアンプ「BTR15」を12月8日に発売する。カラーはブラックとダークブルーの2色。実売価格は1万9800円前後の見込み。
本製品は、BTR5(2021)の後継機にあたり、バランス出力端子が2.5mmから4.4mmに変更、BluetoothレシーバーにQualcomm「QCC5125」を採用し、AptX Adaptiveのコーデックに対応した。
DACにはESS Technology「ES9219MQ」を2基、左右独立構成で搭載。バランス出力時の最大パワーは先代モデルとの比較でおよそ40%向上。高出力を獲得しながらDAC部とヘッドホンアンプ部に独立した電源供給設計によって、低ノイズ・低歪みを実現。
USBコントローラーチップにはXMOS「XU316」を搭載。最大でPCM 384kHz/32bit、DSD256のファイルに対応。またMQAのフルデコードにも対応している。
バッテリー容量は550mAh、およそ2時間でフル充電でき、およそ8時間の連続再生が可能。バッテリーをケアする機能として、パソコンに接続しUSB DACとして使用する際は、スイッチ操作によってバッテリー充電を中止し、過充電による劣化を防ぐバッテリーアイソレーション機能を搭載している。
FIIO製アプリ、「FIIO Music」または「FIIO Control」を使用するでイコライザーなどのパラメーターの変更が可能。
従来機のBTR5(2021)からチップ類が新しいものに置き換わり、バランス接続が4.4mmに、AptX Adaptiveと大幅な進化を遂げている。出力はバランス接続時に240mWから340mWと機能面以外の性能向上もある。
驚きなのは、実売価格が2万2000円前後から1万9800円前後へと値下がりしていること。これだけの機能、スペックをもち2万円を切っているのはとてもコスパがいいので、Bluetoothレシーバーを探している人は検討してみてはいかだろうか。
「BTR15」の主なスペック | |
---|---|
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.1 |
対応Bluetoothオーディオコーデック | SBC/AAC/aptX/aptx LL/aptX Adaptive/aptX HD/LDAC |
Bluetoothチップ | QCC5125 |
DACチップ | ES9219MQ×2 |
USBレシーバーチップ | XMOS XU316 |
USB DACドライバーフリーモード | 対応(UAC1.0) |
USB DAC対応サンプリングレート | PCM:384kHz/32bit、DSD256(Native) |
ゲイン設定 | H/L |
ヘッドホン出力 | 3.5mmシングルエンド + 4.4mmバランス |
最大出力(32Ω負荷時) | 3.5mm シングルエンド:125mW+125mW 4.4mm バランス:340mW+340mW |
最大出力(300Ω負荷時) | 3.5mm シングルエンド: 15mW+15mW 4.4mm バランス: 50mW+50mW |
SN比(A weighted) | 3.5mmシングルエンド: -120dB 4.4mm バランス: -122dB |
ノイズフロア(A weighted) | 3.5mmシングルエンド: 2μV以下 4.4mmバランス: 2.7μV以下 |
THD+N(1kHz/-6dB/32Ω負荷時) | 3.5mmシングルエンド: 0.0008%未満 4.4mmバランス: 0.0008%未満 |
セパレーション (1kHz/(32Ω負荷時) | 3.5mmシングルエンド: 79dB 2.5mmバランス:118dB |
周波数特性 | 20Hz~50kHz(-0.8dB) |
推奨インピーダンス | 3.5mmシングルエンド: 8~150Ω 4.4mmバランス:8~350Ω |
音量調節 | スマートフォンの音量調節とは独立して21段階の音量調節可能 |
内蔵バッテリー容量 | 550mAh |
連続使用時間 | 最大およそ8時間 |
充電時間 | 2時間 |
外形寸法 | およそ72.2 x 32 x 12.5 mm |
重量 | 37.3g |
付属品 | USB Type-C to Cケーブル USB Type-A to C変換アダプター 樹脂製バッククリップ クイックスタートガイド |