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スマホとiPadではじめるラクラク動画制作術 第14回

動画をより見やすくするワザがこれ!

「LumaFusion」のクリップ編集やトランジションを活用してiPadでプロ並みの動画を目指そう

2023年11月23日 09時00分更新

文● 岩渕 茂 編集●ASCII

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トランジションを活用して動画を魅力的にする

 クリップをただ並べただけでは、動画のつながりがどうにもよろしくないことが多い。その際に使われるのが「トランジション」だ。トランジションは、異なるビデオクリップ間の接続点に挿入されるアニメーション効果のことで、次の場面に自然に移行するために有効な視覚的手法だ。

 トランジションを使うと、視聴者がストーリー内での時間や空間の変化を理解しやすくなる。また、映像のテンポやムードを調整することも可能だ。まずは、トランジションにはどのようなものがあるか、よく利用されるものについて紹介しよう。

【クロスディゾルブ】
 「クロスディゾルブ」は、1つのシーンが徐々に次のシーンに溶け込むように変化するトランジション。時間の経過を表現するときに使われることが多く、視聴者にソフトな印象を与える。2つのシーンが自然に混ざり合うため、次の場面へスムーズな移行が可能だ。

【フェード】
 「フェード」は、シーンが暗転または明るくなることで次のシーンへと移行するトランジション。一般的に「フェードアウト」「フェードイン」として知られており、動画の開始や終了、または重要な場面の切り替わりなどに使用される。フェードは視聴者に1つの区切りを示す際に最適で、次のシーンから新しい章が始まることを印象づけるために効果的だ。

【ワイプ】
 「ワイプ」は、一方のシーンが次のシーンを押し出すように移行するトランジション。非常にダイナミックな効果があり、地理的な移動や時間の流れの変化を示すのに適している。映画作品でも活用されているように、エネルギッシュな動きを演出したい場合に有効だ。ワイプにはさまざまなスタイルがあり、直線的なものから波形、円形など、さまざまなタイプがある。

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