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FF3に比べ、およそ52%の軽量化を実現

艶やかな中高域と自然な低域を両立するリケーブルイヤホン「FF3S」

2023年11月10日 15時15分更新

文● ASCII

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 エミライはFIIOより、14.2mm大口径ドライバーを搭載するイントラコンカ型イヤホン「FF3S」を11月17日に発売する。実売価格は1万6500円前後の見込み。

 本製品は、「FF3」をベースに、軽量化、着脱式ケーブルを採用した最新モデル。

 ドライバーにはベリリウムコーティング・ドームの大口径14.2mmハイブリッドドライバーを搭載。高剛性かつ軽量なベリリウム素材により不要な共振が低減された艶やかな中高域と、PU素材による14.2mm口径の大型振動板を構築することでよりダイナミックかつ自然な低域再生を両立する。

 ハイブリッド振動板を駆動するためのボイスコイルには、日本のダイコク製超微細銅クラッドアルミニウム線を採用。直径0.033mmの極細線により構成され、極めて軽量で、振動板の振幅を妨げることなく全帯域における解像度の向上を実現した。

 ハウジングは楽器のドラムをモチーフに新設計。アコースティック的に低域の響きや質感をより効果的に引き出すことができ、音楽の音色を正確に再現する。

 イントラコンカ型は開放構造のため超低域の再生が難しいが、より低い再生周波数を実現するための手法として、アコースティックチューブ構造を採用。筐体内部の空間を最大限に活用し、内部に設けられた音導管構造により振動の減衰を高め、イヤホンの共振点を下げることが可能となった。

 筐体素材にアルミニウム合金素材を採用し、FF3に比べおよそ52%の軽量化を達成し、片側の重量は3.9gになった。

 コネクターは0.78mm 2pin規格を採用。断線した際の交換やリケーブルによる音の調整が容易に可能。なお独自形状のため、一般的な0.78mm 2pin規格に対応する製品との互換性はない。プラグも交換が可能で、3.5mm/4.4mmプラグが付属する。

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