プライム感謝祭の次は詐欺メール祭が開催!?
2023年10月14日と15日の2日間に渡って開催されたAmazon有料会員向けのセール「Amazonプライム感謝祭」。日本初開催ということもあり、大いに盛り上がったようです。7月のプライムデー、11月のブラックフライデーに続いて国内に定着する可能性も高いでしょう。
今日明日は購入した商品の到着を待ち望んでいる人も多いかと思いますが、まさにこの瞬間が詐欺に引っ掛かる最も危険なタイミングです。
フィッシング対策協議会の発表によると2023年9月の報告件数は11万7033件。そのうちAmazonを騙るフィッシング詐欺は4割、つまり約5万件に上っています。前述したようなビッグセール前後は利用者も増えることから、悪意ある人たちにとっては騙しやすい時期と言えるでしょう。
プライム会員資格凍結!? 慌ててURLをタップしちゃダメ!
しばらくAmazonからのメールは注意して扱いましょう。フィッシング詐欺に引っ掛かってしまった場合、クレジットカード情報を盗まれて日常生活に深刻なダメージを受けてしまうでしょう。
「プライム会員の資格を凍結します。再開したい場合は次のURLから……」「不正決済を確認したので口座を一時閉鎖しました。至急こちらのリンクから本人確認を……」といった内容のメールが届いても決して文中リンクをタップしてはいけません。
飛んだ先は、詐欺師が本物そっくりに作った偽Webサイトです。個人情報を入力させられてそのまま盗まれてしまいます。電話も厳禁です。受話器の向こうに詐欺師が待ち構えています。
とは言え、対策は簡単です。登録済のブックマークや検索からAmazonに飛び、「アカウント&リスト→アカウントサービス→メッセージセンター」で本物のAmazonから届いたメール一覧が確認できます。そのなかに当該メールが見当たらなければニセモノと判断できます。