Luupは10月6日、宇都宮市内でのLRT(次世代型路面電車システム)の開業に合わせて、電動マイクロモビリティーのシェアリングサービス「LUUP」のサービス提供内容を拡大したことを発表した。
同社は、宇都宮市での実証実験により、2024年3月31日までの期間限定でLUUPを提供している。今回、8月26日のLRT開業に合わせて、実証実験地域をJR宇都宮駅東側のLRT沿線や周辺の住宅街まで広げ、ポート数や車両台数を大幅に拡大。
車両台数は、電動アシスト自転車は開始時の50台から100台に、電動キックボードは開始時の30台から60台に拡大した。ポート数も開始時の10ポートからおよそ45ポートに増やした。車両台数も、ポート数も順次拡大予定としている。
ポートについては、「宇都宮駅東口」や「宇都宮大学陽東キャンパス」といった乗り継ぎ拠点となるLRT停留場のほか、「駅東公園前」や「峰」といった一般の停留場付近にも設置する。また、停留場との行き来で活用できるよう、住宅地や大学周辺にも複数箇所設置している。LUUPが、LRTとの乗り継ぎに利用できるラストワンマイルの移動手段となることを目指すとしている。
利用料金は都度払いが30分ごとに165円で、月額2000円でも利用可能。毎回30分乗り放題となり、超えた場合は30分ごとに延長料165円が加算される。提供期間は2024年3月31日まで。
なお、オリオン通り、宇都宮城址公園など一部が「手押しゾーン」となり、走行が制限されているエリアもある。ヘルメットの着用は努力義務となり、所定のポートではヘルメットを格納した箱を設置している。