総務省は3日、9月29日に締め切った700MHz帯での新規割当について、楽天モバイル1社からの申請があったと発表した。
この新規割当は、昨秋のNTTドコモの提案により、新たに検討を開始。当時進められていた、既存3社が割当を受けているプラチナバンドを巻き取っての再割当に対し、700MHz帯に隣接するITS(高度道路交通システム)、地上デジタル放送/特定ラジオマイクとの間で設けられている間隔を利用した、新たな3MHz幅で4Gシステムを導入するというもの。
また話題になったのが、審査基準。複数の事業者が割当の希望を申請した場合は審査が実施されるが、今回の基準では「いわゆるプラチナバンドの割当てを受けていないこと」という項目に100点中24点が配点されており、楽天モバイルが非常に有利なことは明らかだった。
なお、楽天モバイルは8月の会見で、今秋に割当を受けた場合は12月~来年年初の電波発射開始を目指すと言及している。