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ファミマ、宅配便の発送・受取ができるスマートロッカーを650店に導入へ

2023年09月26日 18時30分更新

文● ASCII

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 ファミリーマートは9月26日、レジを介さず荷物の発送・受取ができる自社運用のスマートロッカー「ファミロッカー」を10月より東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県650店舗に順次設置することを発表した。

 ファミロッカーを設置することで、利用者はマルチコピー機やレジに並ぶことなく、ファミロッカーでいつでも荷物の発送と受取が可能となる。また、ヤマト運輸のフリマサイト連携サービスや「宅急便をスマホで送る」、Amazon、楽天市場等のECサイトで購入した商品の受取にも対応する。

 さらに、メルカリ、ヤフオク!、PayPayフリマ、楽天ラクマといったフリマサイトで取引された商品を発送できる日本郵便のe発送サービスおよび不在再配達となった書留の受取など、さまざまなサービス、商品の取り扱いが順次可能になる。

 小口荷物の取扱い量は年々増加傾向にあり、ファミリーマート店舗で取扱う荷物も5年前に比べおよそ1.3倍に増加し、店舗従業員の作業負荷や荷物の保管場所について課題が顕在化しているという。

 将来的な人手不足が見込まれ、店舗運営における店舗従業員の業務負荷軽減や省力化対応が課題となっていることから、今回、レジを介さず荷物の発送と受取ができるファミロッカーの実証実験を開始する。

 ストアスタッフにおいても、今まで1件あたり数十秒を要していたレジでの荷物の取扱い業務が不要となるほか、預かった荷物を事務所やバックヤードで保管する必要がなくなり、保管場所の問題解決にも繋がるという。今後、利用実績や事業性を精査の上、本格展開の検討を進めていくとしている。

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