Sonova Consumer Hearing Japanは9月26日、「ACCENTUM Wireless」を発表した。価格はオープンプライス。店頭での販売価格は3万円弱になる見込み。発売はブラックが先行し11月上旬。ホワイトは2023~2024年の秋を予定している。
ゼンハイザーブランドのワイヤレスヘッドホン。ハイブリッド型のアクティブ・ノイズ・キャンセリング(ANC)機能を搭載する。マイクは5基搭載し、通話用に2つ、フィードバック/フィードフォワードのANC用に4基を使用する(一部共用)。
同社のラインアップには2020年発表の「HD 450BT」(実売2万円台前半)や2022年発表の「MOMENTUM 4 Wireless」(実売5万円前後)があり、その中間を埋める機種になる。HD 450BTと比較した場合、ANC性能(HD 450BTはフィードバック方式のみ)や外音取り込み機能の追加、バッテリー駆動時間の長さなどが強化ポイント。MOMENTUM 4は42mmとより大口径のドライバーを採用し、アダプティブノイズキャンセリング(環境に合わせて設定を変えるANC)に対応。バッテリー駆動時間も長いが、タッチ操作になるため確実なボタン操作がいい人には利点がある。
音質の要となるドライバーは自社開発で振動板の直径は37mm。これはHD 450BTで採用したものを改良して使っているという。量感ある低域から繊細な高域までワイドレンジの再現が可能で、ドライバー性能の向上によってANC性能もアップした。
ANCオンの状態でも、最大50時間の連続再生ができる長時間駆動も特徴のひとつ。10分で5時間動作の急速充電も可能。バックボリュームの設置で振動板の動きを効率化し、電力消費を抑えられたという。また、外音取り込み機能を備えている。操作には4つのボタンを使用。プロテインレザー イヤーパッドのクッション素材についても快適性を追究したという。
接続はBluetooth 5.2でaptX HD(48kHz/24bit)コーデックに対応。最大2台のマルチポイント接続に対応する。低音を強調するベースブーストやセリフや会話を聞き取りやすくするポッドキャストといったサウンドモードも搭載。ゼンハイザー独自の「SmartControl」アプリに対応。5バンドの内蔵イコライザーでサウンドのカスタマイズができる。本体重量は222g。