SHURE、第2世代「AONIC(エオニック)50」発売
Snapdragon Soundや空間オーディオに対応
シュア・ジャパンの「AONIC 50(第2世代)」は本日発売の新製品。価格はオープンプライス。店頭での販売価格は5万5000円前後です。AONIC 50はシュアブランド初のノイズキャンセリング機能搭載ワイヤレスヘッドホンとして2020年に発売。新製品はその第2世代で、外観や50mmドライバーなど基本的な部分は変えず、Snapdragon Soundに対応するなど、機能を大きく改善しています。aptX Adaptiveコーデック(最大96kHz/24bit、ロスレス非対応)やBluetoothで高音質に通話できるaptX Voiceが利用可能に。また、連続再生時間が約20時間から約45時間へと2倍以上長くなりました。新機能の“空間オーディオモード”も使えるようになっています。
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【編集部 小林久】
SHUREのAONIC 50は第1世代も高評価でした。第2世代は5万5000円とちょっとお高いですが、機能が大幅にアップグレードされているため、より魅力的な製品になったなぁと感じています。対応するスマホが必要ですが、Snapdragon Sound対応で高音質化したこと、バッテリー駆動時間が大きく伸びた点はすごく魅力的です。
空間オーディオモードの追加はリスニング用途を意識したものかと思います。副作用は少なく常用しても違和感がありません。とはいえ、音はニュートラルで、低域なども引き締まっている(聴きようによっては細い)ので、制作用途のヘッドホンを探している人にアピールする傾向と言えるかもしれません。DTMや動画編集の作業に使いたい人は、PCとUSB接続してハイレゾ再生できる点もメリットに感じるのでは。
少々残念なのは、印象的だったホワイトとブラウンのカラバリがなくなってしまったこと。とはいえ、新しいブラックは引き締まった印象で質感もグッドです。ケースがコンパクトになったのも移動が多い人にはいいでしょう。買って満足できるヘッドホンだと思います。