米ネットギアは9月19日、「Orbi」製品シリーズより、強力な新しいアンテナ設計と独自の特許取得済み技術を搭載したWi-Fi 7対応製品として「Orbi 970」シリーズを発表した。
Wi-Fi 6Eは最大160MHzまでの帯域幅に対応していたが、Wi-Fi 7ではその2倍の320MHz(6GHz帯)に対応。なお、現時点では日本国内で320MHzの帯域幅は使用できない。
また、変調方式がこれまでの1024QAMから4096QAMに進化。利用可能な帯域幅をより効率的に使用することで、さらなる速度の向上を実現するという。
干渉のある帯域でも、他の方法よりも広いチャンネルを利用可能にする「Preamble Puncturing(プリアンブル・パンクチャリング)」や、複数のWi-Fi帯域で同時に通信する「マルチリンクオペレーション(MLO)」に対応。専用5GHz帯と6GHz帯を組み合わせることで、ルーターとサテライト間の10ギガワイヤレスバックホール速度を実現する。ルーターには10G、2.5G×4、サテライトには10G、2.5G×2のLANポートを搭載する。
セキュリティーカメラ、スマートホームデバイス、スピーカーなど、最大200台のデバイスを接続しながら、スムーズな4K/8Kビデオストリーミング、超高レスポンスのオンラインゲーム、AR/VRエンターテインメント、中断のないUHDビデオ会議を利用できるという。
「RBE973S」はルーターと2つのサテライトのセットで、価格は2299.99米ドル。「RBE972S」はルーターとサテライト1台のセットで、価格は1699.99米ドル。「RBS970」はサテライトのみで、価格は899.99米ドル。日本国内でも、発売に向けて準備中としている。